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日経平均は小反落、ソフトバンクGの上昇が想定以上の底堅さにつながる


 日経平均は小反落。0.58円安の20298.80円(出来高概算8億3000万株)で前場の取引を終えた。19日の米国市場は上昇し、NYダウは連日で最高値を更新している。ただし、連邦公開市場委員会(FOMC)の発表を見極めたいとの思惑から上値の重い展開となった。この流れを引き継ぐ格好から20300円を回復して始まった日経平均は、寄付き直後に20323.07円と年初来高値を更新した。

 しかし、テクニカル面ではさすがに過熱感が警戒されてくるほか、FOMCの結果を見極めたいとのムードもあり、やや利食い優勢の展開のなか、その後は前日終値を挟んでのこう着感の強い相場展開となった。東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1000を超えており、全体の過半数を占めている。セクターでは鉱業、その他製品、石油石炭、証券が堅調。半面、電力ガス、サービス、医薬品、化学が冴えない。そんな中、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>の上昇が日経平均を支える格好となっている。

 日経平均は前日終値を挟んでのこう着となっているが、想定内の一服といったところであろう。一方で、ソフトバンクG<9984>が日経平均に対して35円程度のプラスインパクトとなり、日経平均の底堅さにつながっている。とは言え、急ピッチの上昇に対する過熱警戒感が高まりやすい水準としては、想定以上に底堅さが意識されている。下値の堅さがショートカバーを誘い込みやすく、大引け間際のインデックス買い等に表れる可能性もありそうだ。

 物色としてはインデックスに絡んだ売買のほか、アップル関連や仮想通貨、選挙、子育てなどのテーマ株での循環物色が意識される。相場全体の先高観が強まるなか、足元で大きく調整していた銘柄や出遅れ感のある銘柄には、リバウンド狙いの資金が向かいやすいと考えられる。
(村瀬智一)


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