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日経平均は小幅上昇、個人主体による中小型株物色が中心に


 日経平均は小幅に上昇。6.28円高の19409.34円(出来高概算6億3000万株)で前場の取引を終えた。祝日明けの米国市場の上昇や円相場がやや円安に振れて推移するなか、底堅いスタートとなった。12月配当落ちの影響が28円程とされ、寄付き直後に19364.73円まで下げたが、その後は配当落ち分を吸収し、19400円を挟んでの推移となった。

 東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1200を超えており、全体の6割を占めている。規模別指数は大型株指数のみがマイナス。小型株指数が相対的に強い動きだった。セクターでは非鉄金属、鉄鋼、海運、機械、鉱業、建設がしっかり。一方でゴム製品、食料品、医薬品、保険、繊維が冴えない。

 日経平均は配当落ち分を吸収し、19400円を上回って推移している。狭いレンジながらも
19400円処での底堅さが意識されている。ただ、5日線に上値を抑えられているほか、メガバンクが冴えない値動きをみせていることもあり、神経質にさせよう。前引けのTOPIXは0.92pt高となり、午後の日銀のETF買い入れは期待しづらいところであり、個人主体による中小型株物色が中心になりそうだ。
(村瀬智一)


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