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マザーズ指数は6日ぶり反落、直近IPO銘柄の売買が活発、JMCがストップ高


 本日のマザーズ指数は6日ぶり反落した。4-6月期の決算発表が一巡した後、東京株式市場は手掛かり材料に乏しく、東証1部は夏枯れ相場となっており、個人投資家中心に資金がマザーズなど新興市場の個別株に向かいやすくなっている。今日のマザーズ指数は朝方高くなる場面もあったが、前場中頃からはマイナス圏で下げ幅を拡大した。市場では、マザーズ指数が昨日までの5営業日で10%を超す上昇となった後ということや、また、25日移動平均線からの乖離が昨日段階で10%を超えており、当然のスピード調整とみる向きがあった。むしろ、後場にマザーズ指数が下げ渋ったことや、直近IPO銘柄が売買活況されたことなどから、物色意欲は旺盛だとの指摘もあった。なお、売買代金は概算で2589.57億円。騰落数は、値上がり108銘柄、値下がり210銘柄、変わらず7銘柄となった。
 個別では、6月24日上場で上場後の調整一巡感からフィーチャ<4052>が値上がり率1位となり、6月26日上場で昨日ストップ高となり値動きの軽さから今日もストップ高となったコマースワン<4496>が値上がり率2位となったほか、8月7日上場のティアンドエス<4055>が値上がり率3位となった。また、参加するHEARTROID PROJECTと米マサチューセッツ工科大学がパートナーシップを開始すると発表したJMC<5704>が14%を超す上げとなり、JR東日本高輪ゲートウェイ駅の多言語AI案内サイネージにAITalk採用されたと発表したエーアイ<4388>が10%を超す上げとなった。一方、8月14日に第1四半期連結営業利益が前年同期比8.8倍となり同時に自社株買いを発表したトレンダーズ<6069>が急騰後人気離散で値下がり率1位となり、8月6日にスマホゲーム2作品の中国本土向け配信でゲーム版号を取得したと発表したバンクオブイノベ<4393>が昨日まで5日続伸で昨日ストップ高の後利益確定売りに押され値下がり率2位となったほか、8月14日に21年3月期第1四半期(20年4-6月)の連結営業損益が0.33億円の黒字と前年同期の0.32憶円の赤字から黒字転換したと発表したデータセクション<3905>が株価上昇後利益確定売りに押され値下がり率3位となり、この他、昨日急騰後今日は利益確定売り先行でOTS<4564>が6%を超す下げとなった。
 なお、今日上場のニューラルポケット<4056>は2070円買い気配のまま、取引が成立しなかった。公募価格は900円。


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