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マザーズ指数は6日続落、バイオ株下落で市場心理悪化、ステムリムがストップ高


 本日のマザーズ指数は6日続落した。昨日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は77.91ドル安の25734.97ドル、ナスダックは95.86ポイント高の10154.63ポイントで取引を終了した。東京株式市場は新型コロナウイルス感染拡大への警戒感が強い一方、米国市場でナスダックが3日続伸し、6営業日ぶりに最高値を更新したことなどが追い風となり、マザーズは前日終値近辺で取引が始まった。その後、一部で割高感が指摘されていたアンジェス<4563>、ナノキャリア<4571>をはじめ、バイオ株が軒並み売られ、市場の雰囲気が一気に悪化。マザーズ指数は一時5.6%安まで下げ、5月28日以来の安値水準となった。午後はアンジェスがやや下げ渋り、マザーズ指数も下げ幅を縮めたが、午後の早い時間に、東京の新型コロナの新規感染者数が今日は100人を超えたことが伝えられたことなども心理的な重しとなり、マザーズ指数の戻りは鈍かった。
なお、売買代金は概算で2643.79億円。騰落数は、値上がり24銘柄、値下がり297銘柄、変わらず3銘柄となった。
 個別では、バイオ株人気に乗り6月10日の高値形成後調整していたOTS<4564>が見切り売りで値下がり率1位。6月8日に新型コロナワクチンの研究を開始したと発表し人気化したナノキャリアも目先材料出尽くし感から値下がり2位。先週人気化したGMOグループ各社の株が昨日に続き今日も下げておりGMOTECH<6026>が値下がり率3位、GMOメディア<6180>が9.99%安、GMOリサーチ<3695>が3.99%安。6月25日にグループ会社が不動産営業向け育成動画の提供を開始したと発表したGA TECH<3491>が利益確定売りで値下がり率4位。アンジェスの新型コロナワクチン開発に参画しているHMT<6090>が5日続落で値下がり率5位。PCR検査システムを手掛けることから人気化していたPSS<7707>
が、昨日保合い下放れ本日大幅続落で12.75%安。6月26日に年初来高値更新の後4日続落のロコンド<3558>が12.51%安。直近IPO銘柄も総じてさえず、6月30日に上場し昨日公募価格の4.0倍の水準で初値を付けたグッドパッチ<7351>が11.76%安。24日上場のフィーチャ<4052>が9.16%安。ロコガイド<4497>が8.21%安。一方、6月25日に20年3月期に債務超過解消し上場廃止に係る猶予期間入り銘柄から解除されたフルッタフルッタ<2586>が値動きの軽さから買いを集めストップ高で値上がり率1位。6月30日に20年7月期業績予想を上方修正したステムリム<4599>が2日連続ストップ高で値上がり率2位。5月21日に高値形成後値ごろ感からの買いでNexTone<7094>が値上がり率3位。6月15日に20年10月期上半期(中間期)営業利益が1.87億円と発表し順調な収益積み上げを好感した買いが継続し年初来高値を更新したセルソース<4880>が値上がり率4位。6月28日上場のコパ<7689>が気を吐き値上がり率5位。20年6月期連結営業利益見通しを前期比1.5%増の8.80億円から同15.5%増の10億円に上方修正した総医研<2385>が4.72%
高。昨日付の日本経済新聞で「オンライン名刺」が取り上げられたSansan<4443>が2.89%高。サブスク統合プラットフォームが明電舎<6508>傘下企業に採用されたと発表したビープラッツ<4381>が2.32%高となった。


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