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SABIC、塗装レスで優れた美観と高耐久性を実現するLNP(tm) ELCRES(tm) SLX樹脂を発表


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2024年4月16日、日本・東京 - 化学業界のグローバル・リーダーであるSABIC(日本法人:SHPPジャパン合同会社、東京都千代田区)は本日、高耐候性を特徴とするLNP(tm) ELCRES(tm) SLX共重合体のポートフォリオの新製品として、塗装レスで優れた美観と高耐久性を実現する「LNP ELCRES SLX1271SR」樹脂を発表した。LNP ELCRES SLX1271SRは耐傷つき性、耐擦傷性や高光沢な表面仕上げを特徴とし、自動車業界に外装部品の新たな材着(材料着色)成形ソリューションを提供するものである。また、LNP ELCRES SLX1271SR樹脂は優れた耐候性、持続的なUV安定性、良好な機械的特性を兼ね備えている。この新しいソリューションは、外装部品の魅力的な外観を長期にわたって保持するとともに、塗装が不要なことから環境および潜在的なシステムコストにおいて優位性を提供する。

この新しい樹脂は、世界中の卓越したイノベーションを称える賞である「2024 Edison Best New Product Awards(エジソン賞)」の先端材料部門において最終選考に選ばれている。

SABICのスペシャリティー事業部でAPAC地域のフォーミュレーション&アプリケーション担当ディレクターを務めるJenny Wangは、「SABICの新たな技術的ブレークスルーは、耐傷つき性をはじめとする従来材料の欠点を解決することで、塗装レス熱可塑性樹脂の魅力を高めています。この新しい樹脂は、UV吸収層などの革新的な独自技術によって、自動車の耐用年数全体を通じて光沢と機械的特性を保持します。新しいLNP ELCRES SLX1271SR樹脂は、お客様が抱える最も困難な課題解決に向けて独創的なソリューションを開発する当社技術チームの能力を示すものです。」と述べている。

◆自動車製造におけるVOCの削減
一般的な自動車のライフサイクルを考えた場合、揮発性有機化合物(VOC)の大部分(95%)は塗装工程で排出されていることが、複数の調査結果によって示されている。これに対して自動車業界では、水性塗料など環境負荷の少ないソリューションへ転換しているが、こうした製品の多くも依然としてVOCを排出している。このため、多くのメーカーでは、VOC排出を抑えるとともにコストのかかる二次工程を避けるため、熱可塑性樹脂の材着成形を利用している。しかしながら、こうした材料の中には摩耗、衝撃、過酷な気象条件、紫外線への暴露などの影響によって、色の深みや光沢といった本来の美観を維持するのが困難なものもある。

塗装レスのLNP ELCRES SLX1271SR樹脂は、自動車外装部品のVOC排出量を削減すると同時に、塗装ポリカーボネート(PC)樹脂や塗装PC/アクリロニトリルブタジエンスチレン(PC/ABS)樹脂といった既存のソリューションに匹敵する優れた美観を実現する。一例として、耐傷つき性と光沢保持の点でLNP ELCRES SLX1271SR樹脂は、ウェット・スクラブ(洗車)試験において塗装ポリマーと同等の性能を示した。

さらに、SLX1271SR樹脂は他の塗料レス熱可塑性樹脂と比べ、優れた美観をより長期間(最長10年以上)にわたって維持することも可能である。その理由の1つとして、樹脂自体が自己保護層を形成し継続的に紫外線を吸収することで、色と光沢を保持することが挙げられる。

SABICのスペシャリティー事業部でポートフォリオ戦略&マーケティング担当ディレクターを務めるMaureen MacDonald-Steinは、「私たちは、最終アプリケーションの耐用年数を長期化する新たなソリューションによって、LNPポートフォリオを進化させ続けています。お客様の間では、揮発性物質を大気中に放出する塗装工程を避けるために、熱可塑性樹脂の材着成形を選ぶ動きが広がっています。その一方で、当然のことながら、耐久性や美観についての妥協は許されません。SABICの新しい塗装レスLNP SLX樹脂は、美しく長持ちする自動車外装部品の実現に求められる要件を備えるとともに、VOCの排出削減に寄与します。」と話している。

◆塗料レス熱可塑性樹脂のレベルを向上
LNP ELCRES SLX1271SR樹脂は、ピアノブラックなどの鮮やかな材着成形と高光沢表面仕上げを実現するよう配合されている。SABICでは、競合材料である強化PMMA樹脂およびPMMA/ASA(アクリロニトリルスチレンアクリレート)混合樹脂との比較試験を実施した。その結果、LNP SLX1271SR樹脂はPMMAやPMMA/ASAなどのアクリル系樹脂(耐熱性:最高80度C)と比べ、機械的性能だけでなく光沢、色の深み、耐熱性(最高120度C)についても優れていることが示された。

この耐傷つき性に優れた新グレードはSABICの耐候性樹脂ポートフォリオを拡張するもので、高光沢や不透明色だけでなく、クリア(透明)や着色透明色など幅広い製品が取り揃えられている。SABICのLNP ELCRES SLX1271SR樹脂は、スポイラー、グリル、外装ミラー・ハウジングなどの自動車外装部品のほか、電子機器のハウジングや、ソーラーパネルなどの屋外インフラ部品にも適している。


SABICについて
SABIC(サウジ基礎産業公社)は、サウジアラビアのリヤドに本社を置く化学製品のグローバルカンパニーである。SABICはアメリカ大陸、ヨーロッパ、中東およびアジア太平洋地区を拠点として、化学品、汎用製品、高機能性プラスチックス、肥料、金属といった製品の世界規模での生産活動を行っている。
SABICでは解決すべき課題の特定やソリューションの開発を通して、建設、医療機器、包装、肥料、電気電子、輸送機器、クリーンエネルギーといった主要アプリケーションに携わる顧客をサポートしている。
SABICの2022年の純利益は165.3億サウジ・リヤル(44.1億米ドル)。2022年の総売上高は1,984.7億サウジ・リヤル(529.2億米ドル)。2022年末の総資産は3,130億サウジ・リヤル(834.6億米ドル)。2022年の生産量は6,100万トン。
SABICは世界50か国以上で事業を展開し、3万1,000人を上回る従業員を全世界で雇用している。SABICでは、イノベーションと独創性の育成を促進するため、グローバルで9,948件の特許取得および特許出願を行っているほか、5つの主要地域(アメリカ、ヨーロッパ、中東、東南アジア、北東アジア)においてイノベーションのハブとなる研究開発のリソースを有している。

SHPPジャパン合同会社について
SABICは、2020年4月1日付で日本法人の称号をSABICジャパン合同会社からSHPPジャパン合同会社に変更しました。



配信元企業:SHPPジャパン合同会社
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