“医療の狭間”に閉じ込められてしまう小児期発症慢性疾患患者たち――成人後も適切な医療を受け続けられる社会へ『小児期発症慢性疾患患者に寄りそう 希望の移行期医療』2023年9月26日発売!
- 2023年09月22日 09:00:00
- マネー
- Dream News
――――――――――――――――――――――――――
てんかん、知的障害、脳性麻痺、医療的ケア児……
小児期と成人期の医師たちがチームで患者を支える
「病診連携」のあり方とは
小児期発症の神経疾患や重度神経疾患をもつ患者は、1990年代までは多くの場合有効な治療法がなかったために成人に達するまで生存できませんでした。しかし医療技術の目覚ましい発展により、現在では思春期さらには成人期以降まで長く生きられるようになりました。
その一方で小児期発症疾患の継続診療が必要となる場合、成人期医療への移行がふさわしい時期になっても医療体制が整っていないために円滑な移行ができず、患者が行き場をなくした状態に陥ってしまうケースが急増しています。
特にてんかんなどの小児神経・脳神経分野の患者の多くは生涯にわたっての服薬や生活支援が必要になりますが、成人診療科の医師は小児期発症の神経疾患は専門外で診療に消極的なケースが多く、成人診療科に移行したくても、受け皿がほとんどないというのが実情です。一方で小児科医が小児期発症の神経疾患や重度神経疾患をもつ患者を成人後も診ていけるかというと、就職、結婚、妊娠・出産といったライフステージに応じた支援や、生活習慣病などの成人期発症の疾患についての知識が乏しく、必要な医療・支援に結びつかない事例があとを絶ちません。
小児科でも成人診療科でも診てもらえず、医療の狭間に取り残されて不利益を被っているのが移行期の患者たちです。年齢・生活に見合った適切な医療を受けられないために、就職や妊娠・出産等が制限されることもあれば、外出中などに万一てんかん発作が起きれば、命が危険にさらされる可能性もあります。移行支援の不備は単に医療の課題というだけでなく、患者の人生や命に関わる重大な問題でもあるというのが著者の主張です。
著者は、東京都で小児神経・脳神経内科クリニックを開業している医師です。小児科医のなかでも小児神経学とてんかん学を専門としており、小児期発症の神経疾患や障害を抱える多くの患者の診療をしてきました。そこで大人になってからも通い続けられる医療機関がないことに不安を覚える患者やその家族が多いことに問題意識をもち、移行期医療の充実を模索し続けてきました。
移行期医療のひとつのあり方として、著者は小児神経疾患を専門とするクリニックと病院の神経科や他の成人診療科が連携して診療をする「病診連携」を提唱しています。小児神経クリニックの医師が病院の移行期の患者を引き受け、小児期発症の神経疾患についての診療・生活指導を行うとともに、検査・入院など必要に応じて病院の神経科等と連携することで、スムーズな移行が可能になります。また成人になって発症する生活習慣病やがんなどの疾患も、やはり病院や他施設の成人診療科と連携して対応することで、クリニック・病院の医師がそれぞれ自分の専門を活かしつつ、安心して診療にあたることができます。従来のように一人の主治医が患者を診るのではなく、小児神経科と関係する成人診療科の医師がチームで患者を支えていくシステムを築くという考え方です。これにより、小児期から成人期にかけての切れ目のない患者支援につながっていくのです。
本書では小児期から成人期への移行期医療の実情を伝えつつ、どうすれば患者を移行期医療の狭間から救い出すことができるのか、そのために必要な支援体制をどのように築いていけばいいか、医師側だけでなく患者・家族側が取り組める対策について解説します。
さらなる移行期医療の充実を求める医療者、医療関係者にとって、議論を深め改善へ乗り出すきっかけとなる一冊です。
【書籍情報】
書 名:『小児期発症慢性疾患患者に寄りそう 希望の移行期医療』
著 者:生田陽二(イクタ ヨウジ)
発売日:2023年9月26日
定 価:1600円(税込価格 1760円)
体 裁:四六判・並製/194ページ
ISBN :978-4-344-94719-1
【目次】
第1章 小児期発症慢性疾患患者が陥る「医療の狭間」とは
第2章 なぜ患者たちは医療の狭間に取り残されてしまうのか 移行期医療の問題点
第3章 小児期と成人期の医師たちがチームで患者を支える「病診連携」のあり方
第4章 知的障害・身体障害の有無によって異なる 患者に合わせた移行期医療
第5章 病診連携によって移行期を乗り越えた患者たち
第6章 小児期発症慢性疾患患者が、成人後も適切な医療を受け続けられる社会へ
【著者プロフィール】
生田陽二(イクタ ヨウジ)
広島県生まれ。早稲田中学・高等学校に在学中、祖母がパーキンソン病だということを知り医師を目指す。慶應義塾大学理工学部に進学するが、2カ月で退学し東京大学理科二類に入学。卒業後北海道大学医学部に編入学。そこで、診察所見から鑑別疾患を考え診断を導いていく「診断学」に触れ小児科医を志す。小児科研修中に先輩に連れられて参加した小児神経科医の集まりである蔵王セミナーで、とことん診断を追求する小児神経科医たちの姿勢に衝撃を受け、小児神経学をサブスペシャリティとすることを決意。
公立昭和病院小児科、東京都立小児総合医療センターでの勤務を経て、小児神経分野の成人移行問題解決の道を模索して開業を決意。2020年4月に東小金井小児神経・脳神経内科クリニックを開業した。クリニック開業後は医療の狭間に陥った患者中心の医療を実践し続け、2023年5月に医療法人社団かけはしを設立。医療従事者や患者、支援者に向けて小児神経疾患の移行期医療に関する情報発信を続けている。
【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000287511&id=bodyimage1】
配信元企業:株式会社幻冬舎メディアコンサルティング
プレスリリース詳細へ
ドリームニューストップへ
長谷川京子、ジュエリー級の輝き&黒ドレスから“ポロリ”
加藤浩次、21歳当時バイトのバーで会った大物歌手との再会に感動「こうちゃん」と呼んでくれて
【ソフトバンク】全治4カ月の柳田悠岐、ファーム施設に姿見せず「1週間ぐらい自宅療養」関係者
玉置浩二が太陽の塔の眼下で「愛と平和」掲げたコンサートツアー完遂
【ソフトバンク】ロバート秋山&アルピー平子「体格ブラザーズ」始球式「福岡でもファンがいる」
「omoinotake」ヒット中「幾億光年」チェ・ジュンソンとコラボ「すごく気持ち良かった」
NMB48川上千尋「ミャクミャクと阪神を盛り上げていきたい」阪神連敗ストップ才木浩人に感謝
【巨人】菅野智之、12球団本拠地勝利達成「新しい自分を磨く」開幕から無傷5連勝に誇りと自信
大仁田厚もコンプラに屈した…「今年からやめたんだ、ひどいから」伝統芸を自ら封印
卒業発表のモー娘。石田亜佑美に竹内朱莉「卒業がワクワクする人は初めて」佐々木莉佳子ら言及
柏原崇(45)現在を調べてみた結果、相変わらずかっこよすぎた!
何があった!?「エアコン」が想定外の壊れ具合!投稿者に話を聞いた
浜崎あゆみ、子供の写真公開に疑いの声止まず「よそのお宅の子供?」
玉置浩二の妻、青田典子(53)の現在がとんでもない事になっていると話題に
大谷翔平被弾投手が悪態ついて退場処分!次打者フリーマンと対戦中に判定巡り塁審と口論
YouTuberジュキヤの動画企画が大炎上「普通に痴漢」「気持ち悪すぎ」
千原せいじのシエラレオネ巡る発言 NPO代表理事が公式謝罪忠告「最悪、国家間の問題に発展」
大谷翔平10試合ぶり14号 シティフィールド初アーチ、26球場目は自らの日本人記録更新
ユーチューバーもこう氏、元彼女・成海瑠奈について赤裸々告白
大谷に被弾→次打者判定で審判と口論→退場→「チーム、自分も最悪」→戦力外
何があった!?「エアコン」が想定外の壊れ具合!投稿者に話を聞いた
柏原崇(45)現在を調べてみた結果、相変わらずかっこよすぎた!
玉置浩二の妻、青田典子(53)の現在がとんでもない事になっていると話題に
ユーチューバーもこう氏、元彼女・成海瑠奈について赤裸々告白
元めちゃイケメンバーの三中元克(32)現在は何をしているのか調べてみた!
TikTokを賑わす「フエラムネごめんなサイダー味」がセブンイレブンで再販!じゅるるマスカットも買うなら今!
小倉優子、不自然な“二重ライン”にネット騒然「やっぱり整形?」
ガーシーが綾野剛のLINE公開でネット騒然「ショック」「すごいエンタメ」
岡本夏生(56)、1600日ぶりにブログを更新した現在が衝撃
大原櫻子、ガーシー暴露後初のSNS投稿に賛否の声「イメージ最悪になった」
長谷川京子、ジュエリー級の輝き&黒ドレスから“ポロリ”
加藤浩次、21歳当時バイトのバーで会った大物歌手との再会に感動「こうちゃん」と呼んでくれて
【ソフトバンク】全治4カ月の柳田悠岐、ファーム施設に姿見せず「1週間ぐらい自宅療養」関係者
玉置浩二が太陽の塔の眼下で「愛と平和」掲げたコンサートツアー完遂
【ソフトバンク】ロバート秋山&アルピー平子「体格ブラザーズ」始球式「福岡でもファンがいる」
「omoinotake」ヒット中「幾億光年」チェ・ジュンソンとコラボ「すごく気持ち良かった」
NMB48川上千尋「ミャクミャクと阪神を盛り上げていきたい」阪神連敗ストップ才木浩人に感謝
【巨人】菅野智之、12球団本拠地勝利達成「新しい自分を磨く」開幕から無傷5連勝に誇りと自信
大仁田厚もコンプラに屈した…「今年からやめたんだ、ひどいから」伝統芸を自ら封印
卒業発表のモー娘。石田亜佑美に竹内朱莉「卒業がワクワクする人は初めて」佐々木莉佳子ら言及