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NPO法人ふらいおんが実施する「無料塾事業」の報告


事業開始のきっかけ

教育学部の大学生たちで立ち上げた私たちの団体「NPO法人ふらいおん」は、「家庭環境の差が、子供の学校外での学習量の差に繋がっているため、日本は先進国の中でもかなり教育格差が大きい」という事を痛感したメンバーが、「この現状は将来の日本にとって極めてもったいない。伸ばすことができるはずなのに、家庭環境によって大きく成長できない子供に対して、より多くの学習できる場所・機会を与えたい」という想いを抱くようになったことがキッカケで発足。無料塾事業を主軸として活動し、教育格差是正を一つの大きな目的としています。



事業目的

1.教育機会の提供

日本には「経済的な事情で学習塾に通えず、学校以外で学びの機会を得ることができない子供」や、「学習機会が得られないことが原因で周囲の子供よりも勉強が遅れてしまった子供」が見られます。

このことを重く見たNPO法人ふらいおんでは、そのような子供たちを支援することを一つの大きな目標として、無料塾活動を開始。継続的に学習支援を行う計画を立てました。

無料塾を行うにあたって、特に公教育において支援が手薄になりがちな「2種類の子供」をターゲットに設定しています。

?学校の勉強についていけず、授業を難しいと感じている「積み残しの子」

?学校の勉強では不十分で、授業を簡単だと感じている「伸び残しの子」

子供一人一人に目を配ることにより、無料なのに質が高い、個別最適化された学びを提供することができます。


2.地域活性化

現代の社会問題の一つとして、「地域コミュニティの希薄化」があります。

情報化が進展したことによって地域でのコミュニケーションの必要性が減少していることや
地縁的関係を重視しない住民が増加していることが理由として挙げられるそうで、
地域のつながりが希薄化すると、子育て家庭への支援が十分でなくなったり、組織の基盤が弱くなる・連携ができなくなるなどの問題が出てきます。

「無料塾」は地域の団体や企業と提携したり、自治体と協力することで
地域コミュニティの活性化にも貢献することができます。



【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000264515&id=bodyimage1



きめ細やかな学習支援!「学習塾Sien(シエン)」

毎週月・水曜日15:30~18:00、小学生を対象に無料で学習支援を行っています。
1年生から6年生までの教材だけでなく、パズル教材など頭を使うものも用意しており、
特に公教育でおざなりにされがちな「学校の勉強が簡単だと感じる子供(伸び残しの子)」と「学校の勉強が難しく、ついていけない子供(積み残しの子)」の双方のニーズに応えられるよう、親御様に学習のニーズをヒアリングし、一組一組カリキュラムを作成しています。

また、知育玩具や文房具の景品などを用意することで子供たちの学習モチベーションを高く維持するような工夫も導入しており、きめ細やかな支援が特徴となっています。

令和4年8月現在で登録児童は20人を超え、10人規模の教室は毎回満席になることからも、「無料で質の高い教育」の需要の高さがわかります。

【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000264515&id=bodyimage2



お寺と提携!「寺子屋Teller」

毎週金曜日15:30-17:00、天王寺区のお寺の一室を活用し、主に小学生を対象として無料の学習支援を実施しています。教員を志す学生や教育に関心のある大人がスタッフにつくことで、丁寧な指導が可能なうえ、学生の指導実践の場としても活用することができます。

学習支援の他、土・日曜日にはお笑い芸人を目指す学生や書道の先生を目指す学生がイベントを開催し、小学生との交流や将来に向けての実践の場としても寺子屋を活用してきました。

R4年8月現在ではお寺でのイベントの実施回数が10回を超え、子供だけでなく保護者も参観可能であることから、地域に根差したコミュニティを活性化させる活動であることがわかります。

子供たちが学びや遊びに没頭できる空間を創ることを目標に、今後も平日の学習支援と休日のイベント開催を通して継続的に子供たちの学び場、遊び場としての空間を提供しています。

【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000264515&id=bodyimage3



ICTを活用!「あんだんて」

毎週日曜日の午後に小学生と中学生を対象に無料の学習支援を実施しています。
使用端末やテキストなどは当塾で用意をし、利用者の負担にならない体制で運営。
中学生には個別指導の体制をとっており、事前に保護者とボランティア講師が複数回に渡り面談を行い、ヒアリングを充分に行った上で学習支援を行っています。

また、毎週日曜日の学習に加えて、理科実験イベントや作曲イベント、一般企業とのコラボレーション企画など不定期でイベント開催も行っています。

令和4年8月現在、一回の開校の平均参加人数が10を超えており、無料の個別指導塾としてはかなり大きな規模となっています。一人一人へのきめ細やかな教育を求める方が多いということがわかります。

地域密着型で、地域と深く関わっていける塾を目指しています。

【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000264515&id=bodyimage4



幅広い教育支援と居場所提供!「無料塾ぐるにえ」

第2・第4土曜日、勉強したい教材を持参し、子供同士で勉強する居場所を提供しており、分からないところがあれば講師に質問できるシステムをとっています。
小学生から高校生までの幅広い生徒を対象としており、講師には現役大学生や、中学校教員として働いていた方など、様々な経歴を持つ人がいます。また、生徒間での教え合いも活発に行われており、賑やかな雰囲気であることが特徴となっています。

また、9月以降は年に一回のペースで、子供たちに自然と触れ合う機会を提供するイベントを開催する予定です。

生徒やその保護者、講師の方などの意見や要望を尊重しながら継続していきます。



それぞれの無料塾の特徴

ご覧いただいたように、現在実施している無料塾にはそれぞれ違った強みや特色があります。

学習塾Sien(シエン)
→小学生対象、個別指導の学習塾。一人一人に焦点を当てたきめ細やかな支援が特徴。

寺子屋Teller(てらあ)
→小中学生対象。広いお寺でのびのびと学習でき、イベントの頻度が高いのが特徴。

あんだんて
→小中学生対象の個別の無料塾。ICT機器を活用した学習支援が特徴。

無料塾ぐるにえ
→小~高校生対象、自習形式の居場所。子供同士がお互いに教え合う学習形態が特徴。


まとめ

無料塾は、実際に塾として利用する人だけでなく、様々な人にメリットがあるシステムです。
例えば、企業と提携しながら行う無料塾の場合、空きスペースの活用やHPにおける企業の宣伝などで双方にメリットがあり、自治体と協力して行う無料塾の場合、地域コミュニティの活性化の点でメリットがあります。

教室運営者や講師は教育実践の場を得られることに加え、ボランティア証明書の発行を依頼することで自身のステータスにできます。

無料塾は、その活動に関わる人の多くに利点がある、画期的なシステムであるといえるでしょう。



リリースを見て興味を持っていただけた方へ

このように、NPO法人ふらいおんは教育課題の是正のために日々活動しております。
もしご興味を持っていただけましたら、SNSのフォローや活動の応援をよろしくお願いいたします。

Twitter:@npo_flyon

また、活動に参加したい!何かで協力したい!と思っていただけたなら、お気軽にHPよりお問い合わせください。

ふらいおん公式HP( https://official-flyon.com

今後ともNPO法人ふらいおんをよろしくお願いします。



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