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【矢野経済研究所プレスリリース】ローカル5Gソリューション市場に関する調査を実施(2021年)~2030年度のローカル5Gネットワークを活用した国内ソリューション市場規模を650億円と予測~


株式会社矢野経済研究所(代表取締役社長:水越孝)は、国内の5Gソリューション市場を調査し、製造、建設、物流、医療、セキュリティ、社会インフラ、スタジアム/ライブソリューションなど分野別の5G活用およびIoT型ソリューションの普及動向、将来展望を明らかにいたしました。ここでは、ローカル5Gソリューション市場予測、分野別の普及動向などについて公表いたします。

1.市場概況

5G(第5世代移動体通信サービス)は、従来の3Gや4G/LTEなどに比べて高速・大容量、低遅延、多接続などの機能に大きな強みを持つ。一般企業や地方自治体、学校法人などの敷地内や建物内など特定範囲(狭域)限定で構築されるローカル5Gネットワークにおいても、そのメリットを生かした映像配信や、遠隔作業支援、多接続に対応したIoT(Internet of Things)型ソリューション、特定エリア内でのAGV(無人搬送車)、ロボットなどに利用されていく見通しである。

ローカル5G活用への期待の大きい分野は製造業である。製造業では今後、デジタル工場がターゲットの一つになっており、特にCPS(Cyber-Physical System)の実現がポイントになる。製造業でのCPS実現においては、ローカル5Gの活用が肝要と考える。大量データの収集・処理を可能にするローカル5Gは、CPS実現には不可欠のテクノロジーで、この両者が並立して本格的なデジタル工場が実現する。
その他分野でも、i-ConstructionなどでICTソリューション活用を進めている建設業、遠隔医療/遠隔手術/遠隔診断用途が期待される医療分野、都市マネジメント向けにリアルデータを迅速・最適な形で反映することが必要なスマートシティなどもローカル5Gの活用分野として有望視される。
現状、ローカル5Gは免許取得した大手ITベンダーを中心に開発が進んでおり、当面は各ベンダーの自社工場や事業所などでの実証試験/PoC(概念実証)を中心にユースケース(Use Case)を積み上げ、その後に商用化(外販)や外部への実装が増えていくことが想定されている。

2.注目トピック~ローカル5Gを活用した製造/工場向けIoTソリューション

工場現場では、現在でも多様なIoTソリューションが活用されている。この既存IoTを5Gネットワークに置き換えることで現在の仕組みが高度化し、従来のIoT(4G/LTEベース)では実現が難しかった、大量データの収集や低遅延化によるAGVの自動運転、画像ベースでのトータル品質保証といった取り組みが実現すると考える。

具体的には、遠隔監視・モニタリングや検品・品質保証、環境計測(温湿度等)、現場作業者の作業支援、教育・研修/トレーニングなど、IoTのさまざまな用途での5G活用が見込まれる。このように、工場でのIoT活用を目指す上で、5Gネットワークが持つ特徴は武器になる。
当面は、ローカル5Gの基盤となるIoTの普及が優先されるが、2025年頃には工場でのIoT活用も本格化し始めると見られ、その頃には5Gベースの工場IoTも登場すると考える。
つまり、製造/工場向けローカル5Gでは、既存の工場向けIoTを更新する過程で、ローカル5Gを含めた5G型IoTが普及する可能性が高い。また用途によっては、初めからローカル5G仕様の工場となるケースも想定出来る。

3.将来展望

ローカル5Gソリューション市場は2020年度から立ち上がっているが、コロナ禍の影響で休止や延期・順延になるプロジェクトもあり、ほぼテスト導入や実証試験/PoCの段階に止まった。2021年度においてもPoC主体である点は変わらないが、徐々に実装段階のプロジェクトも現出している。
ローカル5Gは、2025年度以降、製造や工場現場を中心に建設、医療、スマートシティといった分野が牽引して実装が本格化し、2030年度のローカル5Gソリューション市場(事業者売上高ベース)を650億円になると予測する。

※掲載されている情報は、発表日現在の情報です。その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご了承ください。
https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/2924

調査要綱
1.調査期間: 2021年9月~2022年1月
2.調査対象: ITベンダー、移動体通信事業者、インフラ事業者、ユーザ企業、地方自治体など
3.調査方法: 当社専門研究員による直接面談(オンライン含む)、電話による調査、郵送アンケート調査、ならびに文献調査併用
4.発刊日:2022年01月27日

お問い合わせ
⇒プレスリリースの内容や引用についてのお問い合わせは下記までお願いいたします。
株式会社矢野経済研究所 マーケティング本部 広報チーム
https://www.yano.co.jp/contact/contact.php/press

株式会社矢野経済研究所
https://www.yano.co.jp/

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配信元企業:株式会社矢野経済研究所
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