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ペンタセキュリティ、暗号通貨ウォレットのPallet(パレット)をリリース



IoT・クラウド・ブロックチーェンセキュリティ専門企業のペンタセキュリティシステムズ株式会社(日本法人代表取締役社長 陳・貞喜、https://www.pentasecurity.co.jp、以下ペンタセキュリティ、韓国本社、ヒューストン/米国法人)は、モバイルウォレットのPallet(パレット)を6月6日にリリースすることを明らかにした。

【画像 http://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000175135&id=bodyimage1

Pallet(パレット)は、ITセキュリティベンダーのペンタセキュリティが20年間蓄積してきた技術力を適用した安全で使いやすい暗号通貨ウォレットのアプリケーションである。Palletは、多様な種類の暗号通貨が管理でき、同一の暗号通貨に対し複数のウォレットが生成できるため、高い匿名性を保障する。

Palletは、ITセキュリティベンダーの製品であるだけに、安全なウォレットを実現するために、セキュリティ確保に充実している。最近、暗号通貨をめぐり、続々と発生しているセキュリティ事故の原因が、鍵の漏えいによるものであることに着目し、モバイルデバイス等ハードウェアにおけるTEE(Trusted Execution Environment、信頼実行環境)のセキュアな領域で鍵を安全に保管する。TEE領域に保管すると、モバイルデバイスの保存領域がハッキング攻撃を受け、鍵が漏えいされたとしても、原本のデバイスでなければ使うことができない。このような高いレベルのセキュリティを実現させるために、PalletはAndroid5.0以上のOSバージョンに対応しているため、使用歴4年以上のAndroid5.0未満のOSバージョンでは使用が制限される。

また、暗号通貨の資産を1つのウォレットアドレスで管理・運用するより、複数のウォレットアドレスで管理・運用している最近のユーザ傾向を反映し、同一の暗号通貨に対し、複数のウォレットを生成して管理・運用できるようにした。このような技術は、ブロックチェーン業界における標準規格のBIP-44、BIP-39、BIP-32に準拠しており、これらに準拠している他のソフトウェア型のウォレットやハードウェア型のウォレットで生成されたアドレスと鍵もPalletで管理・運用できる。BIP-44に準拠していないアドレスや鍵であっても、単一の単位で鍵を呼び出し、Palletで管理できる。代表とされるのがマイイーサウォレット(MyEtherWallet)である。最近マイイーサウォレットに対するハッキング事故で不安を感じていたユーザにとっては朗報となるはずだ。

Palletは、現在、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、そしてペンタセキュリティの子会社である「AMO Labs(アモラボ)」による暗号通貨のAMO(アモ)という3種類の暗号通貨に対応している。今年度中には、AMO(アモ)を含め、すべてのERC20トークンに対応するなど、対応暗号通貨の種類を順次拡大して行く予定である。さらに、Android版に続き、iOS版も6月中にリリースするという。

ペンタセキュリティのIoTセキュリティR&Dセンター所長のシム・サンギュは、「暗号通貨の急速な大衆化により、暗号通貨の取引環境において高いレベルのセキュリティ確保が求められている」とし、「Palletは、暗号通貨取引所向けのセキュリティソリューション、CryptoXchange(クリプト・エクスチェンジ)と連動し、暗号通貨の取引環境の全体に対し、エンドツーエンドセキュリティ(End-to-End Security)確保が実現できる」と意気込んでいた。





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