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言葉を失った少年を救ったのは、ディズニー映画の脇役たちだった『ディズニー・セラピー~自閉症のわが子が教えてくれたこと~』



株式会社ビジネス社(東京都新宿区:代表取締役社長 唐津隆)は、2016年2月19日に『ディズニー・セラピー』を発売いたしました。

ピュリッツァー賞受賞作家ロン・サスキンドの息子オーウェンの身に起きた本当の話
元気いっぱいに庭を走り回って、パパとチャンバラごっこをしていた2歳半の男の子が、ある日突然、まともに歩くこともできなくなり、話しかけても激しく泣くばかりでまるっきり言葉が通じなくなってしまいます。
両親はあたかも、男の子が目の前からかき消えてしまったように感じます。医者に診せると、自閉症スペクトラムと診断されます。専門医やセラピーにかかり、発達障害児向けの幼稚園に入れ、最新の治療法を試すのですが、男の子の言語能力は一向に回復しません。2歳半で自閉症を発症したわが子が、紆余曲折の果てに大学に入るまでの奮戦ぶりを、父親の視点でつづったのが本書です。

少年を言葉の世界に連れもどしたディズニー映画
2歳半で突然言葉をしゃべれなくなり、家族とも誰ともコミュニケーションのとれなくなった自閉症のオーウェン。彼は、ディズニーのアニメーション作品によって、言葉と、人とのコミュニュケーション能力を「学習」していきます。
意味不明の言葉をつぶやいていると思っていた両親が、実は息子がディズニー映画のセリフをしゃべっていたことを発見するくだりは、『奇跡の人』でヘレン・ケラーが井戸水を手にかけて「ウォーター」という言葉を理解する有名なエピソードに匹敵する感動的場面です。自閉症のため、何年も話すことすらできなかったオーウェンは、多くのディズニー映画を記憶し、それを愛や喪失、親近感や兄弟愛を表現する言葉へと換えていきます。家族はアニメの主人公を演じることを強いられ、ディズニー映画のセリフと歌で彼と会話を図っていきます。オーウェンが言葉を獲得し、家族や友人との関係を築き上げていくこの真実の物語は、暗闇の中、私たちは生き抜くため、文字通りいかに物語が必要かということを教えてくれます。


著者:ロン・サスキンド(Ron Suskind)
ニューヨーク・タイムズのベストセラーや批評家に絶賛された“A Hope in the Unseen: An American Odyssey from the Inner City to the Ivy League”の著者。著書はほかに“Confidence Men”“The Way of the World”“The One Percent Doctrine”『忠誠の代償 ホワイトハウスの嘘と裏切り』(日本経済新聞社)など。ウォールストリート・ジャーナルの国務関係のシニアライター時代に、ピュリッツァ賞を受賞した。現在、ハーヴァード大学にあるエドモンド・J・サフラ・倫理学センターの上級研究員。妻コーネリア・ケネディと共にマサチューセッツ州ケンブリッジに在住。彼の長男ウォルトはワシントンDCに、次男のオーウェンはケープコッドで一人暮らしをしている。

翻訳:有澤真庭(ありさわ・まにわ)
アニメーター、編集者等を経て、現在はくもりときどき翻訳家・ところにより日本語教師。主な訳書に『ビッグ・ゲーム』『アナと雪の女王』(竹書房)、『エンタイトル・チルドレン:アメリカン・タイガー・マザーの子育て術』(Merit Educational Consultants)などがある。


ロン・サスキンド著 有澤真庭 訳


(価格)2,500円+税 

〈発売日〉2016年2月19日 

〈出版元〉ビジネス社


《 お問い合わせ先 》
株式会社ビジネス社 広報担当:松矢
〒162-0805 東京都新宿区矢来町114番地 神楽坂高橋ビル5F
E-mail : matsuyapress@gmail.com
TEL 03-5227-1602/FAX 03-5227-1603





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