世界全体の売上高は85億ドル(前四半期比3%増)
海外の売上高は56億ドル(前四半期比3%増)
北米の売上高は28億ドル(前四半期比2%増)
GAAPベースの1株当たり損失は8.22ドル(1株当たり8.65ドルの特別費用を含む)
特別費用を除く1株当たり利益は0.43ドル(前四半期比23%増)
営業活動によるキャッシュフローは17億ドル、フリーキャッシュフローは11億ドル
取締役会は1株当たり0.50ドルの四半期現金配当を承認
ヒューストン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- シュルンベルジェ・リミテッド(NYSE:SLB)は本日、2019年第3四半期の業績を発表しました。
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シュルンベルジェのオリビエ・ル・プェッシュ最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「第3四半期の売上高は85億ドルで前四半期比3%増となり、税引前セグメント営業利益は11億ドルで前四半期比13%増加となりました。この業績には満足しており、チームの成果を誇らしく思っています。北米の業績はまちまちでしたが、海外の活動は好調を維持し、全体的な成長を後押ししました。北米事業では、沖合事業の売上は好調でしたが、活動の低下とさらなる価格の軟調により陸上事業の伸びは最小限に留まりました。特別費用を除く第3四半期の1株当たり利益は0.43ドルで、第2四半期比23%増となりました。」
「海外部門では、欧州/CIS/アフリカ地域が好調で、業績は前四半期比で向上しました。これらの地域では、北半球での夏季の活動がピークを迎えたことや、アフリカで新しいプロジェクトが開始されたことから、売上高が前四半期比で9%増加しました。アジアでの2桁の伸びも海外部門の売上高に寄与しました。中南米では、アルゼンチンとメキシコで活動が低調となり、売上高は前四半期比で9%減少しました。キャメロンを除くと、第3四半期の海外部門の売上高は前年比で8%増加しました。これは、1桁後半の海外部門の成長予想に沿っています。第4四半期に入り、海外での活動は、特に北半球では通常の冬季の活動低下の影響を受けます。」
「北米では、ウェスタンジーコ・マルチクライアント地震探査ライセンスの売上高が増加したことから、沖合事業の売上高は前四半期比で増加しました。陸上事業の売上高はわずかに増加しました。ワンスティム(OneStim®)*の活動はやや増加したものの、価格の低下によりその効果は相殺されました。また、陸上掘削事業では、リグカウントが減少したものの売上高は前四半期比でほぼ横ばいとなりました。当四半期末、顧客企業の予算とキャッシュフローの制約により破砕プログラムが遅延あるいは中止され、ワンスティムの活動は減速しました。」
「事業セグメント別では、前四半期比で第3四半期の業績が伸びた要因は油層定義の売上高が6%増加したことで、これは特に北半球での夏季キャンペーンがピークを迎えたためです。キャメロンの売上高は前四半期比で3%増加しました。これは、主に海外市場でワンサブシー(OneSubsea®)、坑口システム、掘削システムの売上高が増加したためです。掘削と生産の売上高は、それぞれ前四半期比で2%増加しました。海外部門は拡大したものの、北米陸上での活動が低下しました。」
「当四半期の業績は、北米陸上での生産成長率低下というマクロ環境を反映しています。オペレーターが投資規律を維持しているため、掘削活動と破砕活動が減少しました。海外部門の売上高が年初来で1桁後半の伸びを続けている要因は、海外投資の水準です。しかし、貿易問題が世界経済の成長を阻んでいる環境で、市場の不確実性は将来の石油需要の見通しに重くのしかかっています。」
「第3四半期の業績は、市況に起因する127億ドルの税引前費用を反映しています。この費用はほぼすべてが非現金性のものであり、主にのれん、無形資産、固定資産に関連しています。」
「先月、当社は新しい戦略の4つの重要な要素として、デジタル変革の主導と推進、盆地適合型ソリューションの開発、お客さまのための業績効果からの価値の確保、資本管理の育成を発表しました。資本管理には、より厳格な設備投資の配分と、特に北米でのポートフォリオの戦略的見直しが含まれ、この見直しは、盆地に適した特性、顧客業績、投資利益率の観点から行われます。」
「当社はすでにデジタル化に向けて好調なスタートを切っています。大きな成功を収めたSISグローバル・フォーラム2019で、当社は800社の顧客企業とパートナーに将来のE&P業界のビジョンを示しました。当社は顧客業績を高めるオープンなデジタル環境に取り組んでいます。1つの実現要素は、DELFI*コグニティブE&P環境です。これは、ExplorePlan*、DrillPlan*、DrillOps*、FDPlan*、ProdOps*ソリューションなど、探鉱から生産までE&P分野全体にわたるクラウドネイティブなアプリケーション・スイートを備えています。」
「当社が前進する中で、当社のビジョンは、優れた実績を定義し推進することです。簡単に言えば、当社は、お客さまと業界の利益のために選ばれるパフォーマンス・パートナーになりたいと思っています。シュルンベルジェは、自社の戦略要素に支えられ、優れた利益率向上、資本利益率の向上、フリーキャッシュフローの成長を達成する有利な立場にあります。」
その他の出来事
第3四半期の財務諸表の作成に関連し、シュルンベルジェは、主にのれん、無形資産、固定資産の減損に関連する127億ドルの税引前費用を計上しました。詳細は、「特別費用・利益」および「補足情報」(項目13および14)の項をご覧ください。
当四半期に、シュルンベルジェは当社普通株式220万株を1株当たり平均36.64ドル、総額7900万ドルで買い戻しました。
9月にシュルンベルジェは、満期2024年・利率0.00%の債券を5億ユーロ、満期2027年・利率0.25%の債券を5億ユーロ、満期2031年・利率0.50%の債券を5億ユーロ発行しました。これらの債券はその後、加重平均利率2.52%で米ドルに交換されました。
9月にシュルンベルジェは、満期2020年・利率3.000%の未償還債券7億8300万ドルと、満期2022年・利率3.625%の未償還債券3億2100万ドルを買い戻しました。
2019年10月2日、シュルンベルジェとロックウェル・オートメーションは、以前発表した合弁事業センシアの取引が完了したことを発表しました。センシアは、石油・ガス業界初のデジタル利用統合オートメーション・ソリューション・プロバイダーです。ロックウェル・オートメーションが合弁事業の53%を所有し、シュルンベルジェが47%を所有しています。取引完了時に、ロックウェル・オートメーションがシュルンベルジェに2億5000万ドルの現金を支払いました。
2019年10月17日、取締役会は、流通普通株式1株当たり0.50ドルの四半期現金配当を承認しました。この配当金は、2019年12月4日現在の登録株主に対し、2020年1月10日に支払われます。
地域別連結売上高
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第3四半期の売上高は85億ドルで、前四半期比3%増となりました。北米の売上高は28億ドルで前四半期比2%増、海外の売上高は56億ドルで前四半期比3%増となりました。
北米部門
北米の連結売上高は28億ドルで、前四半期比2%増となりました。ウェスタンジーコ・マルチクライアント地震探査ライセンスの売上高が後押ししたことや、沖合での掘削活動と坑井刺激活動が活発になったことから、掘削・計測、坑井仕上げ、坑井サービスの製品ラインにプラスの影響が及びました。陸上事業の売上高は前四半期比で若干増加しました。ワンスティム(OneStim)の活動はやや活発になったものの、価格の低下によりその効果は部分的に相殺されました。陸上掘削事業の売上高は前四半期比でほぼ横ばいでした。掘削機器の販売とリースで、盆地適合型技術アクセス・アプローチを採用したことで、リグカウント減少による掘削活動の低下を相殺することができました。当四半期末に顧客企業の予算とキャッシュフローの制約により破砕プログラムが遅延あるいは中止され、ワンスティムの活動は減速したため、第4四半期の不確実性が高まりました。
海外部門
中南米地域の連結売上高は10億ドルで、前四半期比9%減となりました。これは主に、中南米南部地域市場での売上高減少によるもので、キャメロンの掘削システムの売上高が減少し、アルゼンチンで坑井サービスとシュルンベルジェ生産管理(SPM)プロジェクト活動が減少したためです。メキシコ・中米地域市場でも、陸上での統合掘削サービス(IDS)活動が低調で、沖合でのIOC探鉱活動が減少したことから、売上高は減少しました。中南米北部地域市場では、主にエクアドルでSPM活動が活発になり、生産が増えたことから、売上高は増加しました。しかし、内乱が続くエクアドルでの最近の生産停止は、第4四半期の売上高に影響を及ぼす可能性があります。
欧州/CIS/アフリカ地域の連結売上高は20億ドルで、前四半期比9%増となりました。その要因は、ロシア・中央アジア地域市場と北海で夏季の活動キャンペーンがピークを迎えたことと、サハラ以南アフリカと北アフリカの地域市場で新しいプロジェクトが開始されたことです。ロシアでの業績の伸びは、主にワイヤーライン、掘削・計測、坑井サービスにプラスの影響をもたらしました。北海での業績の伸びは、主にノルウェーで坑井サービスの刺激活動が増加し、ワイヤーラインの探鉱活動が活発化したことによるものです。サハラ以南アフリカ地域市場では、リグカウントが増え、坑井介入活動が増加し、新たな統合掘削プロジェクトが開始されたことから、売上高が増加しました。この地域では、キャメロンの売上高も増加しました。これは、主に英国・大陸欧州およびサハラ以南アフリカの地域市場でワンサブシー(OneSubsea)と坑口システム設備の売上高が増加したためです。
中東・アジア地域の連結売上高は26億ドルで、前四半期比4%増となりました。これを後押ししたのは、アジア、特に中国とオーストラリア、インドでの2桁の伸びです。中国で業績が伸びた要因は、主に掘削および探鉱活動の増加と、機器売上高の増加です。オーストラリアでは、沖合掘削活動が活発になり、企業全体でのDELFI環境の導入によりソフトウエア統合ソリューション(SIS)の売上高が増加しました。インドでは、統合サービス管理(ISM)活動が活発になり、売上高が増加しました。中東では、サウジアラビア・バーレーン地域市場で破砕活動が増加し、キャメロンの機器の売上高が伸びたことから売上高が増加しましたが、掘削活動が低調だったためにその効果は部分的に相殺されました。中東東部地域市場では、イラクでのIDS活動が減少し、売上高は減少しました。
油層定義
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油層定義グループの売上高は前四半期比6%増の17億ドルで、そのうち82%は海外市場の売上高でした。その要因は、夏季の活動キャンペーンがピークを迎えたことです。業績の伸びを後押ししたのは、ロシアでのワイヤーライン活動、中国とオーストラリアでの沖合活動、インドでのISMプロジェクト活動の増加です。また、北米で、陸上および沖合の両方でウェスタンジーコ・マルチクライアント地震探査ライセンスの売上高が増加したことも油層定義グループの売上高増加に寄与しました。
油層定義の税引き前営業利益率は前四半期比で1.49ポイント上昇して22%となりました。これは、ワイヤーラインが夏季キャンペーンのピークを迎えたことと、ウェスタンジーコ・マルチクライアント地震探査ライセンスの売上高が伸びたためです。
掘削
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掘削グループの売上高は前四半期比2%増の25億ドルで、そのうち75%は海外市場の売上高でした。海外の堅調な活動は、夏季の掘削キャンペーンがピークを迎えたロシアの実績が大きく、中国とオーストラリアで掘削活動が好調だったことも前四半期比での伸びに寄与しました。しかし、サウジアラビアで掘削活動が減少したため、この成長は部分的に相殺されました。北米陸上では、米国の陸上リグカウントが減少したことで、シェール掘削活動に影響が及びましたが、掘削機器の販売とリースに対する盆地適合型技術アクセス・アプローチにより、売上高の減少は相殺されました。掘削・計測は、ロシア・中央アジアを中心に、すべての地域市場で海外部門の伸びを後押ししました。メキシコ、サウジアラビア、イラクで陸上の活動が低調だったことから、IDSの売上高は前四半期比で減少しました。
掘削グループの税引き前営業利益率は12%で、前四半期比でほぼ横ばいでした。掘削・計測での利益率は向上したものの、中東地域でM-I SWACOとIDSのプロジェクトの利益率が低下したため、その効果が相殺されました。
生産
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生産グループの売上高は、前四半期比2%増の32億ドルで、そのうち55%は海外市場の売上高でした。これは主に、極東アジア・オーストラリア、ロシア・中央アジア、サハラ以南アフリカの地域市場で坑井仕上げの海外での活動が増加したためです。坑井サービスと坑井仕上げの売上高はサウジアラビアとロシアで増加しましたが、アルゼンチンでの活動の減少により、その効果は部分的に相殺されました。人工採油ソリューションの売上高は、北米陸上、北アフリカ、エクアドル、欧州で増加しました。北米陸上では、ワンスティム(OneStim)の売上高は前四半期比でほぼ横ばいでした。活動は若干増加したものの、価格の低下によりその効果が相殺されました。当四半期末に顧客企業の予算とキャッシュフローの制約により破砕プログラムが遅延あるいは中止され、ワンスティムの活動は減速したため、第4四半期の不確実性が高まりました。
生産部門の税引前営業利益率は、前四半期比で1.48ポイント上昇して9%となりました。これは主に活動の活発化によって海外部門の利益率が向上したためです。また、2019年第3四半期の減損費用の発生による減価償却費の減少が、前四半期比での利益率の改善の半分弱を占めました。
キャメロン
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キャメロン・グループの売上高は前四半期比3%増の14億ドルで、そのうち57%は海外市場の売上高でした。これは、坑口システム、ワンサブシー(OneSubsea)、掘削システムの海外での売上高が増加したためです。北米での活動が減少したため、バルブ&プロセス・システムの売上高は減少しました。地域別では、海外部門の売上高が前四半期比で2%増加した主な要因は、欧州/CIS/アフリカおよび中東・アジア地域での堅調な伸びですが、北米の売上高は2%減少しました。
キャメロンの税引前営業利益率は13%で、前四半期比でほぼ横ばいでした。ワンサブシー(OneSubsea)の利益性は向上したものの、キャメロンの他の製品ラインの利益率の低下により、その効果は部分的に相殺されました。
四半期ハイライト
第3四半期、当社はデジタル戦略の展開においていくつか重要な節目を達成しました。SISグローバル・フォーラム2019で、DELFIコグニティブE&P環境における多数の新技術と主要な開発を発表しました。
DELFI環境の開始以来、約100社の顧客企業がこの環境を採用し、当社は新しいアプリケーションの導入を続けています。また、業界および技術パートナーとの協働を拡大し、DELFIの機能を強化しています。
当四半期、当社はシェブロンおよびマイクロソフト®と契約を締結し、幅広い採用を実現すべく、Azure®クラウドでのDELFI環境ソリューションの導入を加速させています。また、TIBCOソフトウエアの業界トップの分析および仮想化テクノロジーを追加し、4つの新しいE&Pアプリケーションを商品化しました。
4つの新しいクラウドネイティブなアプリケーションであるExplorePlan、DrillOps、FDPlan、ProdOpsソリューションは、ワークフローを最適化して協働作業を可能にし、実行可能な識見を迅速に提供します。これらのアプリケーションにより、DELFI環境はE&P分野全体にわたりソリューションを提供しています。ウェスタンジーコは引き続き、GAIA*デジタル地中プラットフォームを介して、デジタル・ワークフローとプロセスをアセットライト・モデルに統合しています。GAIAプラットフォームは、マルチクライアント地震探査データやサードパーティーのデータセットなど、多様な地中データの業界のマーケットプレイスになると予想しています。直近では、IHS MarkitグローバルE&Pデータセットが追加されました。
当社はこのほど、デジタル地層試験プラットフォームと多数の盆地適合型技術を商品化しました。これらはすべて、顧客企業の成果に好影響を与えています。
Ora*インテリジェント・ワイヤライン地層試験プラットフォームは、クラウドネイティブ・プラットフォームに構築された最初のシュルンベルジェ・ツールであり、ソフトウエアとハードウエアを組み合わせて、あらゆる状況で動的な油層定義を行います。Oraプラットフォームは、実行可能な識見を提供し、リアルタイムに意思決定を行うことができます。メキシコでは、Oraプラットフォームは、浸透性が0.03 mD未満、温度が360oF、圧力が20,000 psiの難しい炭酸塩層で高品質のガス・コンデンセート・サンプルを抽出できた初めてのワイヤーライン地層テスターとなりました。この技術により、ペメックス(Pemex)は、過去25年間でメキシコで最も重要な陸上での石油発見量の推定埋蔵量が3倍になったと発表しました。
NeoSteer*ビット上操行性システムにより、区域間でボトムホール・アセンブリー(BHA)を交換することなく、ドッグレグの激しい湾曲区間と直線的な水平区間を掘削することができます。この操行性ビットは、ガンマ線センサーを用いて性能を高め、高品質のデータを最新の軌道制御アルゴリズムとデータ分析機能に提供します。これにより掘削精度が高まり、BHAを交換するために楊降する必要がなく、時間とコストを大幅に削減することができます。DJ盆地では、SRCエナジーがNeoSteer CL*湾曲・水平ビット上操行性システムを採用し、垂直、湾曲、水平区域を対象にして12本の坑井パッドを掘削しました。SRCエナジーは、掘進率(ROP)を20%向上させることができ、ある単一の坑井では21時間も時間を短縮するとともに、非在来型ニオブララ・シェール層で様々な区間を対象にすることができました。
ドリルビット用のAegis*装甲被覆合金を採用することで、従来のマトリックス多結晶ダイヤモンド・コンパクト(PDC)ビットと比べ、ビットの耐侵食性が400%向上し、強度は40%向上します。Aegis被覆により、盆地適合型ビット設計が可能になり、掘進率が向上します。オクラホマ州のアナダルコ盆地では、著名な内陸部のオペレーターが8本の坑井でAegis被覆を備えたスチール製の2つのビットを使用しました。Aegis被覆により、ブレードの高さを上げ、ノズルの配置を最適化したビット設計が可能になり、マトリックスPDCビットの直接オフセット作業に比べ、掘進率は36%向上しました。顧客企業は、8回の作業で掘削時間を27%削減し、作業時間は約179時間短縮されました。
Muzic Aeon*プレミアムパフォーマンス無線テレメトリーは、最高392oFの高温条件下で坑内貯留層試験データにリアルタイムにアクセスできます。湾岸協力会議(GCC)地域では、顧客企業向けに盆地適合型アプローチを採用し、地層温度の高い深い貯留層で新たな資源を評価しました。Muzic Aeonテレメトリーは、最高365oFの予想温度の17,000フィートの坑井での総合的ドリルステム試験システムの一部として導入されました。Muzic Aeonテレメトリーシステムは、従来の無線テレメトリーシステムに関連する温度の制約を克服し、坑口で遅延を最小限に抑えて信頼性の高い坑内データを提供しました。この技術適合ソリューションにより、リグ人員、坑井試験エンジニア、地下チームは操業を監視し、事前に定義された変更管理プロセスに従って適時に意思決定を行うことができ、顧客企業の成果は向上しました。
北米では、シュルンベルジェ独自のインフィル井技術ソリューションの需要が増え続けています。2019年には、BroadBand Shield*破砕形状制御サービスや、悪影響を及ぼすフラクチャーの衝突を抑制するWellWatcher Stim*刺激監視サービスなどの盆地適合型技術を採用する作業の件数は、2018年に比べて6倍に増加しました。これらの技術は、北米の多くの盆地で導入され、成功しています。
ノースダコタ州では、ワンスティム(OneStim)が、ホワイティング・ペトロリアム・コーポレーション(Whiting Petroleum Corporation)向けにBroadBand*非在来型油層仕上げサービスを用い、2つの新しいインフィル井で石油生産量を増やしました。この多分野にわたる共同作業により、BroadBand Sequence*破砕サービスとBroadBand Shieldサービスを組み合わせて仕上げ戦略を最適化し、不要なフラクチャー高の伸びをなくし、対象区間からの石油生産を最大化することができました。その結果、同様のプロッパント強度でありながら、これらの坑井の成果は、バッケン層およびスリーフォークス層の近隣のオフセット井をそれぞれ37%および48%上回りました。
パーミアン盆地では、ワンスティム(OneStim)がキャロン・ペトロリアム(Callon Petroleum)向けにWellWatcher StimとBroadBand Shieldサービスを導入し、親子坑井間の干渉を防止しました。坑井刺激プロセス全体を通してケミカルタグを用いて可能性がある連結ポイントを特定することにより、Broadband Shieldサービスで坑井間移動を効果的に防止することができました。
盆地適合型技術とパフォーマンス・モデルを組み合わせることで、効率を向上させてワークフローを最適化し、顧客企業の成果を生み出しています。
パーミアン盆地では、オクシデンタル(Occidental)とシュルンベルジェが共同で、差別化された非在来型資産開発プログラムを確立しました。オクシデンタルはアヴェンティン(Aventine)施設を設立しました。これは、ニューメキシコ州の統合的操業・物流センターで、この盆地でのリーダーシップ、イノベーション、優れた成果に向けた戦略の重要な要素となります。シュルンベルジェは、破砕やポンプダウン穿孔などの特定のサービスを独占的に提供し、アヴェンティン内に新しい基地を建設し運営しています。両社は、ワークフローを共同で最適化し、MonoFlex*デュアル接続破砕流体搬送技術、Fractal*多段階刺激穿孔システムなどの盆地適合型技術により、過去最高の水圧破砕効率を達成しました。その結果、ワンスティムの設備は、今年4度も月当たりのステージ数で両社のパーミアン盆地での記録を更新し、1台の設備は267ステージを達成しました。また、破砕設備は、1日当たり平均20.2時間、1日最大21.8時間のポンピング時間で2坑井のパッドを仕上げました。これは、同様の操業で一般的な業界平均ポンピング時間の12~15時間を大きく上回っています。
財務諸表
要約連結損益計算書
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特別費用・利益
2019年第3四半期業績発表では、米国で一般的に認められた会計原則(GAAP)に基づく財務業績に加え、非GAAPによる財務業績(SECの規則Gに基づく)を提示しています。特別費用・利益を除く純利益(損失)、ならびにこれに基づく指標(特別費用・利益を除く希薄化後EPS、特別費用・利益を除くシュルンベルジェの純利益(損失)、特別費用・利益を除く実効税率)は非GAAP財務指標です。財務指標から特別費用・利益を除外することで、期間ごとのシュルンベルジェの業務をより効果的に評価し、除外された項目で分かりにくくなる業務の動向を確認できると経営陣は考えています。これらの指標はまた、一定の奨励給を判断する上での業績指標として経営陣が用いています。上記の非GAAP財務指標は、GAAPに基づく財務業績の他の指標と併せて検討するものであり、そのような指標の代替あるいはそのような指標に優先するものと見なさないようしてください。これらの非GAAP財務指標と対応するGAAP指標の差異調整を以下に示します。
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2019年上半期には特別費用・利益は計上されていません。
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以前の期間の一定の項目は、現在の期間の表示に合わせて再分類されています。
補足情報
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シュルンベルジェについて
シュルンベルジェは、石油・ガス産業に油層定義、掘削、生産、処理技術を提供する世界的大手企業です。140カ国以上の約10万5000人を雇用するシュルンベルジェは120カ国以上で製品の販売とサービスを行い、探鉱から生産までの業界で最も包括的な商品とサービスのほか、炭化水素回収を最適化して油層利用を改善する坑口からパイプラインに至る総合的ソリューションを提供しています。
シュルンベルジェ・リミテッドは中心的なオフィスをパリ、ヒューストン、ロンドン、ハーグに置き、2018年の報告売上高は328億2000万ドルでした。詳細情報についてはwww.slb.comをご覧ください。
*シュルンベルジェまたはシュルンベルジェ関連会社のマーク
注記
シュルンベルジェは2019年10月18日金曜日に電話会議を開催し
Contacts
Simon Farrant – Vice President of Investor Relations, Schlumberger Limited
Joy V. Domingo – Director of Investor Relations, Schlumberger Limited
Office +1 (713) 375-3535
investor-relations@slb.com
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