フリアーシステムズがベオニアと提携し、世界的大手自動車メーカーによる赤外線センサー搭載自律運転車の初生産を実現へ

2019年10月31日 22:24:00
マネー
ビジネスワイヤ

この自動車メーカーは数多くの業界他社に先駆けて赤外線センサー機能を提供し、自律運転車の安全性を向上

米バージニア州アーリントン--(BUSINESS WIRE)--（ビジネスワイヤ） -- フリアーシステムズ（NASDAQ: FLIR）は本日、当社のBoson®赤外線センサー技術が、世界最大手自動車メーカーとのレベル4自律運転車（AV）の生産契約用として、自動車一次部品サプライヤーのベオニア（Veoneer）に選定されたと発表しました。生産は2021年に計画されています。

ベオニアのシステムは業界で初めて、狭視野角・広視野角の両機能を実現する複数台の赤外線カメラを使用することで、自律運転車の安全性を向上させます。赤外線カメラは他のセンサー技術では困難な運転状況下で優れた性能を発揮します。そうした運転状況の例としては、夜間・暗がり・夕暮れ・日の出など視界不良や高コントラストの状況、日光の直射やまぶしいヘッドライトを受けた場合、霧などの困難な気象条件や煙などの環境条件があります。分析機能との組み合わせにより、赤外線カメラは道路上の多種多様な一般的物体を検知・分類して、特に自律運転車が最優先で回避すべき人物、その他の生物を検知する能力に優れています。

夜間にはヘッドライトの最大4倍遠くまで見ることができる赤外線センサーは、あらゆるものから放射される熱を検知します。こうした「見えないもの」を見る優位性により、自律運転車の既存のセンサー類で得られる以外の新データを利用できるため、信頼性と冗長性が向上し、意思決定の改善が促されます。

フリアーシステムズの産業事業部門プレジデントを務めるフランク・ペニシは、次のように語っています。「自動車業界が安全な自律運転車を作り上げるという、途方もない技術的課題に取り組む中で、あらゆる状況下で生命を救い、状況認識能力を向上させるためには、赤外線技術など最先端の検知技術が必要です。車載用品質を満たすフリアーの赤外線カメラコアはベオニアの赤外線カメラ／システムの重要コンポーネントであり、同社のカメラやシステムは今日まで何十万台もの乗用車で効果が実証されています。今回の選定は自律運転向けアプリケーションでの赤外線の価値を示しており、今後ほかの自動車関連メーカーでの採用に道を開くものです。」

フリアーの赤外線カメラコアは、ベオニアが来年発売予定の第4世代赤外線システムの一部でもあります。自動車業界で10年以上の経験を持つフリアーは、ベオニアの重要パートナーとして運転者向け早期警告システムを支援しており、これらのシステムはゼネラルモーターズ、フォルクスワーゲン、アウディ、プジョー、BMW、メルセデスベンツの車に搭載されています。今回の最新の契約は、自律運転車、つまり自動運転車の利益になるフリアーと当社の赤外線技術が新しい段階に入ったことを示しています。

詳細については、www.flir.com/safercarsをご覧ください。

フリアーシステムズについて

1978年に設立されたフリアーシステムズは、防衛、産業、商業用途のためのインテリジェントなセンサーソリューションに注力する世界をリードする産業技術企業です。フリアーシステムズのビジョンは「世界の第六感」となることであり、プロフェッショナルが人命や生活を守るために詳細な情報に基づいた意思決定を行う助けとなる技術を作り上げています。詳細情報については、www.flir.comをご覧になり、@flirをフォローしてください。

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