中国のモバイル業界は5G時代に向けて経済成長を推進することが確実
北京--(BUSINESS WIRE)--（ビジネスワイヤ）--
GSMAの新しい報告書によると、中国のモバイルエコシステムは昨年、2018年における中国のGDPの5.5パーセントに相当する5兆2000億人民元（7500億ドル）の価値を同国経済にもたらしました1。このデータは、GSMAのモバイル経済報告書シリーズで初の中国版で取り上げています。本報告書は本日、5G時代を迎えるに当り、中国のモバイル業界の最新動向を議論するために北京で開催された特別円卓イベントで公表されました。
GSMAのマッツ・グランリド事務局長は、次のように述べています。「この新しい報告書は、中国のモバイル業界がこの間、経済成長、包摂、最新化を後押しする上で重要な要因となっており、デジタル消費者の新世代を生み出し、業界と社会を変革している様子について、全体像を示しています。中国のモバイル通信事業者は過去10年間に、何十億元も費やして中国の隅々にまで4Gネットワークを導入して後、今では5Gの準備と本格展開を開始するために、今後2年間でさらに4010億元（580億ドル）を投資することになり、中国が世界有数の5G市場となるための土台が築かれます。」
報告書は、下記の知見を明らかにしています。
中国は世界最大のモバイル市場。2018年末におけるユニークモバイル加入者数はほぼ12億人2で、同国人口の82パーセントを占める。
中国のモバイル接続件数の3分の2以上（69パーセント）3がスマートフォンによるもので、スマートフォンが普及して2025年までに接続件数の88パーセントになる見通し。
現在、中国の接続件数の77パーセントは4Gネットワークで運用されている。今後、4Gは導入がピークに達した後、消費者が次世代モバイルサービスに移行するにつれ減少する。
中国は2025年までに世界有数の5G市場となり、5G接続はその時点における総接続件数の28パーセントを占め、4億6000万件になると予測される。
中国のモバイルエコシステムによる経済貢献は、2018年の5兆2000億元（7500億ドル）から2023年には6兆元（8700億ドル）へと増加すると予測される。
中国のモバイルエコシステムは2018年に、850万人の雇用を直接的・間接的に支え、税収によって政府の公共財政に5830億元（840億ドル）貢献した。
2018年末における中国の有免許セルラーIoT接続件数は6億7200万件で、多様な産業アプリケーションとスマートシティーアプリケーションをサポートした。
新報告書「モバイル経済：中国2019」は、GSMAの調査部門のGSMAインテリジェンスが執筆しました。報告書全文と関連する情報画像は、www.gsma.com/mobileeconomy/china/から入手できます。
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GSMAは世界中のモバイル通信事業者を代表する団体で、750社を超えるモバイル事業者を結集しています。そのうち400社近くは携帯電話機および端末メーカー、ソフトウエア企業、機器プロバイダー、インターネット企業など、広範囲なモバイル・エコシステムを構成する企業であり、関連業界セクターの組織も参加しています。GSMAは、バルセロナ、ロサンゼルス、上海で毎年開催する業界有数のMWCイベントのほか、地域カンファレンスのモバイル360シリーズを実施しています。
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1 GDPへの貢献には、モバイル通信事業者（GDPの1.0%）、関連産業（1.1%）、間接的貢献（0.7%）、生産性向上（2.7%）が含まれます。
2 ユニークモバイル加入者は1人の個人を表し、1人の個人が複数のSIM接続を行うことがあります。
3 2018年における中国のSIM接続は15億件で（有免許セルラーIoT接続を除く）、2025年までに17億件に増加すると予測されています。
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