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ネスレ スキンヘルスの医療ソリューション事業部門ガルデルマが中等度から重度のアトピー性皮膚炎患者でのネモリズマブの第2b相試験の良好な結果を発表


スイス・ローザンヌ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --
ネスレ スキンヘルスの医療ソリューション事業部門であるガルデルマは本日、中等度から重度のアトピー性皮膚炎(AD)成人患者でのネモリズマブの第2b相用量範囲探索試験の良好な結果を発表しました。ADは重度の慢性的皮膚炎の一種です。ネモリズマブは、皮下投与型抗IL-31受容体Aモノクローナル抗体としての治験薬で、ベースラインからの湿疹面積・重症度指数(EASI)の改善がプラセボより優れるという主要評価項目を達成し、例えばベースラインと比較した最大そう痒数値評価スケール(NRS)スコアなど生活の質の改善にとって大きな意義のある副次評価項目を達成しました。




ガルデルマの処方事業担当バイスプレジデントであるティボー・ポータル博士は、次のように述べています。「IL31経路がアトピー性皮膚炎で重要な促進因子である可能性を示す科学的証拠が増えていますが、これらの臨床データは当社のライセンシングパートナーである中外製薬による先の第2a相試験の結果と合わせて、こうした証拠を支持するものです。これらの結果は用量選択を明らかに支持するもので、これにより当社は計画通り開発を追求することができます。当社は2019年にネモリズマブを第3相に進める意図があることを確認します。」



アトピー性皮膚炎は慢性の炎症性皮膚疾患で、最も一般的な湿疹の一種で、小児期に発症し成人になるまで続く場合が多いものの、一部の患者では成人になってから発症する場合があります。中等度から重度のアトピー性皮膚炎は、2型ヘルパーT細胞またはTh2細胞と呼ばれる免疫細胞のサブセットによって引き起こされるアレルギー反応を特徴としています。Th2細胞が放出するサイトカインのIL-31は、神経細胞に発現するIL-31受容体αとの相互作用を通じ、ADに伴うそう痒に関与し、またADにおける皮膚炎症およびADにおける皮膚バリア機能障害で役割を果たしていると考えられています。中等度から重度のアトピー性皮膚炎は、顕著な皮膚乾燥と皮膚病変(赤み、浸潤/丘疹形成、痂皮形成/滲出、苔蘚化)によって特徴づけることができます。病変悪化期は強い痒み、引っかき傷、皮膚損傷を伴い、二次感染をもたらす場合があります。中等度から重度のアトピー性皮膚炎は、患者の生活にマイナスの影響を与え、特に痒み、睡眠不足、うつ状態によって患者に大きな負担をもたらします。



ネモリズマブについて



ヒト化モノクローナル抗体のネモリズマブは、IL-31Rαを直接の標的とし、IL-31のシグナル伝達を阻害します。ネモリズマブはまず中外製薬によって開発され、その後2016年にネスレ スキンヘルスにライセンスされました。ネモリズマブは臨床開発段階の治験薬で、その安全性と有効性についての十分な評価はいずれの規制当局によっても実施されていません。



ガルデルマについて



ネスレ スキンヘルスの医療ソリューション事業部門であるガルデルマは設立が1981年で、現時点で100カ国以上で事業を展開しており、さまざまな皮膚疾患を治療するための広範な製品ポートフォリオを持っています。当社は世界各国の医療従事者と提携し、人々の生涯を通じた皮膚の健康ニーズに対応しています。ガルデルマは科学的に定義され医学的に証明された皮膚関連ソリューションの研究開発におけるリーダー企業です。詳細についてはwww.galderma.comをご覧ください。



本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。




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