* オアシスによる株主提案は、片倉工業のコーポレートガバナンスの改善、およびすべての株主のため持続的成長を実現することを目的としたものです。

詳細な情報はwww.abetterkat.comをご覧ください。

香港--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --Oasis Management Company Ltd. (“オアシス”) は、片倉工業(3001東証一部)の 7.92%の持ち分を保有しており、同社の第一位株主です。オアシスは、日本の金融庁が提唱する『責任ある機関投資家の諸原則』≪日本版スチュワードシップ・コード≫の受け入れを表明しており、これらの原則に従い、投資先企業との対話、モニタリングを行っています。


2015年2月24日の最初のミーティング以来、オアシスは、継続して会社との建設的な対話に努め、片倉工業の改善のためのサポートや提案を目的として、非常に忍耐強く、経済的、時間的に多くのコストを費やしてきました。この中には、中長期的な観点から企業価値の創造を支援するため、手紙やプレゼンテーションによる説明を経営陣に行うような試みも繰り返し行ってきました。

2017年の定時株主総会において、オアシスは片倉工業の経営陣が赤字事業、低採算事業をリストラクチャリングし、株主資本の効率的な分配ができるよう事業別ROEを経営指標として採用することを目的とした株主提案を行いました。これらの株主提案の結果、片倉工業は、我々との対話を始めました。しかしながら、会社は対話それ自体の実施を目的とし、それを建設的なものとする意図を併せ持っていませんでした。経済産業省が策定した「価値協創のための統合的開示・対話ガイダンス」によれば、「開示や対話といった手段が目的化することなく、企業の持続的な価値創造、それに向けた企業と投資家の協創がいかに達成されるかということに常に焦点が当てられることが必要である。」1とあります。

片倉工業は、この点を全く実現できていません。

片倉工業を支援するオアシスの最近の試みとしては、繊維事業、不動産事業といった会社のコア事業領域において深い知見を持った2名の人材を独立社外取締役として選任、あるいは少なくともコンサルタントとして雇い入れることを求めました。両名とも、疑いなくそれぞれの分野で高い見識を持ち、価値ある助言を会社にすることができる人物です。さらにオアシスは、片倉工業に独立した第三者による戦略、執行面でのレビューを受けることを推奨しました。これらは、どちらも片倉工業にとってプラスになると考えられますが、会社には、素っ気なく断られました。

「カタクラ2021」と命名された、片倉工業による何の変哲もない5か年計画は、2017年度において、既に通期業績の下方修正を余儀なくされ、また会社が株主との建設的な対話に関心を示さない態度を一向に変えようとしないことから、オアシスは、2018年3月に開催予定の定時株主総会においてさらに株主提案を行わざるを得ないという決断に至りました。

片倉工業は、潜在的に非常に高い価値を持ちながら、大幅に割安な水準のまま放置されています。

片倉工業は、株式市場が十分に認識できていない割安に評価されたままの資産を保有しています。会社は、しばしばシルクと医薬品の会社として見られますが、投資家は、営業利益の大部分が貸借対照表上では時価で十分に評価されていない大規模な不動産事業によりもたらされているということを忘れています。片倉工業は、事業の成長のために活用し、投資するべき資産を保有しているというとても妬ましい状態にあるにもかかわらず、経営上重要性の低い事業へ多額の投資を行い、それらの投資は失敗の連続です。

2017年2月に、片倉工業は5か年経営計画「カタクラ2021」を発表しました。2018年度中には不採算事業からの撤退、縮小を含む事業構造改革の実施と完了を計画に含める等、評価に値する部分も一部ありましたが、概してその内容には失望させられました。片倉工業の既存事業に対する計画は不十分な点が多いですが、これらはすべてが正しくある必要はないと考えます。ただ、片倉工業は、手遅れになる前に、この機会を生かすべきであると考えます。

片倉工業は、株価純資産倍率0.86倍で取引されていますが、会社が所有する広大な土地の価値が十分に反映されていません。アニュアルレポートには、会社は開発、運営している不動産の価値を保守的に見積もっているとしていますが、2017年度末において、賃貸用不動産の市場価値は、簿価の353億円に対し1,213億円と報告しています。税金を控除したとしても、この含み資産を考慮すると、片倉工業は、(少数株主価値を除いたベースで)株価純資産倍率0.42倍で取引されていることになります。以下の理由から、これらの数値は保守的であると考えます。

i. 保守的な前提条件で、資産の評価が行われていると財務諸表の注記に随所に見られます。
ii. すでに開発済みの社有地の価値を含めたのみで、同社は未開発の土地を多く所有しています。

もし、経営陣が、社有地の開発と売却により集中すれば、片倉工業は、含み益考慮後の株価純資産倍率0.8倍の価値が少なくともあり、株価の上昇余地は90%あると考えています。

オアシスによる株主提案

オアシスは、ガバナンスの再構築を通じて、持続的な成長を実現するために、次のような6つの議題を次期定時株主総会において、株主提案致しました。オアシスによる株主提案の全声明とキャンペーンに関する詳細はwww.abetterkat.comをご覧ください。

すべての株主と資本を管理する皆様には、これらの提案の詳細をご覧頂きたく存じます。これらの提案は、コーポレートガバナンス・コード、およびスチュワードシップ・コードに従ったものであり、オアシスはすべての株主の皆様にこれらの株主提案への賛成投票を奨励させて頂きたく存じます。

  • 議題(1) -取締役1名解任
  • 議題(2)-定款一部変更(取締役の数を10名以内から12名以内に増員)
  • 議題(3)-取締役1名選任(平田彰氏-商業施設の開発、運営の先駆者)
  • 議題(4)-取締役1名選任(中西悦朗氏-株式会社デサントの代表取締役を歴任し、海外売上を拡大)
  • 議題(5)-剰余金処分(1株当たり127円の配当を要求)
  • 議題(6)-定款一部変更の件(a. ROEを重視した企業経営、b. 低ROE事業からの撤退、 c. 高ROEが見込めない事業への参入の制限)

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片倉工業が2018年3月6日発表した招集通知の内容に対するオアシスの声明

オアシスによる片倉工業への株主提案に対して、会社は2018年3月6日に取締役会長の竹内彰雄氏、および専務取締役の田中淳氏の辞任を発表しました。弊社は、これが会社のコーポレートガバナンスの転換点になることを望んでいます。しかしながら、竹内氏、および田中氏は、片倉工業の目標未達、戦略の欠如、平均以下のコーポレートガバナンスの張本人である代表取締役社長佐野公哉氏のスケープゴートにされているだけであり、同氏こそがこの失敗責任を取るべきであると考えます。引き続き、株主の皆様には、次期定時株主総会において、代表取締役佐野氏の再任には、反対の投票をすることを、弊社は推奨します。

株主の皆様には、これらの辞任をより大きな変化を求めるきっかけとし、オアシスが提起する上記株主提案にご賛同下さいますようようお願い申し上げます。

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この件に関するご質問はテイラー・ホール(thall@hk.oasiscm.com)までお問い合わせください。

Oasis Management Company Ltd. (“オアシス”) はプライベート投資ファンドであり、さまざまな国やセクターにわたる幅広い資産クラスの投資機会に注目しています。オアシスは2002年にチーフ・インベストメント・オフィサーのセス・H・フィッシャーにより設立されました。詳細については、弊社ウェブサイト(https://oasiscm.com/)をご覧ください。

1 http://www.meti.go.jp/press/2017/05/20170529003/20170529003-1.pdf


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記事名:「オアシスによる片倉工業の定時株主総会への 株主提案について (証券コード:3001 東証一部)