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MIPIアライアンスが新仕様MIPI CCSをリリースして、画像センサーのモバイル機器への統合を合理化



MIPI CCSにより、MIPI CSI-2 v2.0に準拠した画像センサー統合に伴うソフトウエア設定の複雑性とコストを低減


米ニュージャージー州ピスカタウェイ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- モバイル産業/モバイル関連産業向けのインターフェース仕様を策定する国際組織のMIPI®アライアンスは本日、画像センサーをモバイル接続機器に標準化された方法で統合するための新仕様を発表しました。




新仕様のMIPIカメラ・コマンド・セットv1.0(MIPI CCS
v1.0)は、画像センサーの実装および制御に関する標準機能セットを定義します。この仕様はMIPIカメラ・シリアル・インターフェース2 v2.0(MIPI
CSI-2 v2.0
)と使用するためのもので、現在ダウンロード提供を行っています。MIPI
CSI-2の使用を標準化する取り組みの一環として、MIPIアライアンスの会員でなくても、この仕様を利用できるようにしています。



MIPI CSI-2は、カメラおよび画像部品をモバイル機器に搭載する際に、業界で最も広く使用されているハードウエアインターフェースです。MIPI
CCSをMIPI
CSI-2向けに提供することで、相互接続性をさらに高め、複雑な画像システムやビジョンシステムとの統合の手間を減らし、コストを削減できます。



MIPIアライアンスのJoel
Huloux会長は、次のように語っています。「MIPIアライアンスは、モバイルカメラと画像のエコシステムでの成功を基に、新仕様のMIPI
CCSによって、MIPI CSI-2がすでに提供している実用性の高い利便性を強化します。MIPI
CCSが利用可能になることで、画像センサーのベンダーは自社技術をより広範に普及させ、開発者はモバイル業界、コネクテッドカー、モノのインターネット、AR/VRなどの分野を対象とした革新的な設計を、より短期間で製品化できるようになります。」



新興企業から世界的組織まで、企業は特殊製品や大衆市場向け製品の設計に、画像センサー部品を統合しています。これまで画像センサーを統合する場合、基本的な操作のために、機器専用のソフトウエアが必要でした。画像アプリケーションがますます高度化し、メーカーが複数の画像センサーを製品に統合するようになったことで、実装はより複雑で時間がかかる作業になりました。



MIPI
CCSは、共通のソフトウエアドライバーを作成できるようにすることで、こうした課題の負担を軽減します。このソフトウエアドライバーによって、MIPI
CCSとMIPI CSI-2
v2.0に準拠したあらゆる画像センサーの基本機能を統一的に設定できます。新仕様は完全なコマンドセットを提供するため、解像度、フレームレート、露出時間といった画像センサーの基本機能に加え、位相差オートフォーカス(PDAF)、シングルフレームHDR、高速ブラケティングなど、高度な機能も統合できます。



MIPI CCSの技術主任であるMikko Muukkiは、次のように語っています。「MIPI
CCSの全体的な利点は、これまで開発者の大きな悩みの種だった機器専用ドライバーを不要にし、カメラの基本機能をプラグ&プレイ式に素早く統合可能にすることです。またMIPI
CCSは、開発者がより高度なカメラシステムや画像システム向けに、実装製品をカスタマイズする柔軟性をもたらします。」



MIPI CCS v1.0は、MIPI CSI-2 v2.0と併用するために開発されたため、MIPI
CSI-2インターフェースの旧バージョンとも後方互換性があります。MIPI CSI-2は、MIPIアライアンスが策定した2つの物理層(MIPI
C-PHY
MIPI
D-PHY
)のいずれかに実装されています。



MIPI CCS v1.0ウェビナーにご参加ください



開発者の皆さまは、1月10日午前11時(東部標準時)、午前8時(太平洋標準時)に開催する「MIPIカメラ・コマンド・セットv1.0の紹介」ウェビナーにぜひご参加ください。詳しい情報と登録については、http://bit.ly/2jMIp2gをご覧ください。



MIPIアライアンスの詳細を知るためには、また当社とソーシャルネットワークでつながるには、ツイッターのページをフォローし、リンクトインのグループに参加し、フェイスブックのページに「いいね!」をしてください。MIPIアライアンスに参加するには、当組織のウェブサイトで「Join
MIPI
(MIPIに参加する)」にアクセスしてください。



MIPIアライアンスについて



MIPIアライアンス(MIPI)は、モバイル産業とモバイル関連産業のためのインターフェース仕様を策定しています。現在製造されているスマートフォンでは、1台に1つ以上のMIPI仕様が使用されています。2003年に設立された当組織は、世界に300社の会員企業を持ち、13グループの活発な作業グループがモバイル・エコシステムに仕様を提供しています。当組織の会員企業には、携帯電話メーカー、デバイスOEM、ソフトウエアプロバイダー、半導体企業、アプリケーションプロセッサー開発企業、IPツールプロバイダー、試験/試験装置企業に加え、カメラ、タブレット、ノートPCのメーカーが含まれます。詳細情報についてはwww.mipi.orgをご覧ください。



MIPI®は、MIPIアライアンスが所有する登録商標です。MIPI CSI-2SM v2.0、MIPI CCS
SM
、MIPI C-PHYSM、MIPI D-PHYSMは、MIPIアライアンスのサービスマークです。



本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。




Contacts


Press Contact:
Interprose for MIPI Alliance
Lisa McCausland,
+1 303-888-2137
Lisa.mccausland@interprosepr.com

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