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脳梗塞・心筋梗塞の発症リスク血液検査「LOX-index(R)」 m3.com/G-TACでの取り扱いをスタート ~個々の疾患リスクを把握する、「パーソナル医療」の推進を目指す~



LOX-index(R)と動脈硬化の進展


動脈硬化のメカニズム


LOX-index(R)と脳梗塞・心筋梗塞発症との関係

 ノーリツ鋼機グループのNKメディコ株式会社(代表取締役:富永 朋、東京都港区)は、脳梗塞・心筋梗塞の発症リスク検査「LOX-index(R)(ロックス・インデックス)を、エムスリー株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:谷村 格、URL: http://corporate.m3.com/ 、以下「エムスリー」と表記)が運営する「m3.com」( https://www.m3.com/ )での情報提供および検査取扱い、ならびに同グループ会社で、ゲノム・パーソナル医療の進展をサポートするG-TAC株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:植松 正太郎、URL: http://g-tac.co.jp )が運営する「G-TAC」( http://g-tac.me )での検査取扱いを開始することとなりましたのでお知らせ致します。





1.背景

 日本における心疾患・脳血管疾患の死亡人数合計は約32万人と悪性新生物(がん)と同等、患者数では284万人とがんを大きく上回ります(*1)。

 また寝たきりや後遺症により、心疾患・脳血管疾患はがんよりも医療費負担が大きく(*2)、医療費の削減という観点では脳梗塞・心筋梗塞の予防は早期に取り組むべき課題となっています。

 一方、パーソナル医療(個別化医療)の推進は、厚生労働省の「医療イノベーション5か年戦略」の中でも掲げられており、健康長寿社会を実現するとともに、国際競争力を強化することにより、経済成長に貢献することを目指しています。

 このような環境の中で、NKメディコは「健康で豊かな社会生活に貢献する、新しい医療を提案」することをビジョンに掲げ、2012年より脳梗塞・心筋梗塞の発症リスク検査としてLOX-index(R)検査を展開してきました。LOX-index(R)検査は、今では全国600施設を超える医療施設・健診施設で、主に人間ドック・健診のオプション検査として幅広く提供されるようになってきています。

 今後、個々の疾患リスクを把握するパーソナル医療の推進を目指し、LOX-index(R)検査などの疾患リスク検査の更なる普及を図るため、m3.comでの情報提供と検査取扱いを開始することと致しました。また、エムスリーのグループ会社であるG-TAC株式会社が運営するG-TACを通じて、医師に限らない、一般の方向けの検査情報の提供と取扱いも同時に開始いたします。





2.概要

 「m3.com」( http://www.m3.com/ )はエムスリー株式会社が運営する、日本の医師の約8割が登録している、国内最大級の医療従事者専用サイトです。

 m3.comではゲノム・パーソナル医療の進展のため、2015年2月より医療従事者向けに関連知識の啓発を行っており、同年8月からは医師向けの検査紹介・取次サービスを開始しています。

 また、同グループ会社のG-TAC株式会社では、有用なゲノム・パーソナル医療関連検査、並びにゲノム医療に前向きな取り組みを行っている医師・医療機関に、一般の方々がより容易にアクセスして頂くべく、2月15日より同情報サイト「G-TAC」( http://g-tac.me )の運営をスタート致しました。

 NKメディコではこの検査紹介・取次サービスを利用し、多くの医療従事者にLOX-index(R)検査などの疾患リスク検査の認知、活用いただくことを目的としています。





3.「LOX-index(R)」検査について

 NKメディコが展開する「LOX-index(R)」検査は、脳梗塞・心筋梗塞の原因となる動脈硬化の進行状態を調べ、将来の発症リスクを予測できる血液検査です。

 一般的にLDLコレステロール(LDL-C)が動脈硬化の原因として挙げられますが、正常なLDL-Cは直接の原因とならず、サビのように活性酸素等の影響で変性した酸化(変性)LDLが動脈硬化の原因となることが近年明らかになっています。この酸化(変性)LDLが血管のLOX-1(たんぱく質)と結合し、血管内の障害=動脈硬化を引き起こします。このLOX-1は国立循環器病研究センターの沢村 達也博士(現 信州大学医学部 器官制御生理学教室 教授)らが世界で初めて発見しました(*3)。

 「LOX-index(R)」は酸化(変性)LDLとその受容体であるLOX-1とを掛け合わせた指標として沢村博士らによって提唱されました。国立循環器病研究センターでの約11年間のコホート研究の結果、「LOX-index(R)」が高い場合、低い場合と比べて、脳梗塞で約3倍の発症率、心筋梗塞で約2倍の発症率となることがわかっています(*4)。

 この結果を基に2012年に実用化され、現在では全国600を超える医療機関で受診することができます。



※「LOX-index(R)」の詳細はこちらからご確認ください。

http://lox-index.com/





4.今後の取り組み

 「LOX-index(R)」検査は脳梗塞・心筋梗塞の発症リスクを予測することで、早期にリスクを発見し、発症の予防に繋げることを目的とした検査です。今後も大学および研究機関との共同研究を引き続き進めていき、予測できる疾患を増やし、且つ測定の迅速化を図ってまいります。

 NKメディコでは、今後も病気の予測から始まる新しい医療を、医療機関を始め予防医療の様々なステークホルダーと共に推進してまいります。





※出典元

*1 厚生労働省「平成25年人口動態統計月報年計(概数)の概況」より抜粋。

*2 厚生労働省「平成24年度医療給付実態調査」より抜粋。

*3 Sawamura T, Kume N, Aoyama T, Moriwaki H, Hoshikawa H, Masaki T ,et al. An endothelial receptor for oxidized low-density lipoprotein. Nature 1997;386:73-7.

*4 Inoue N, Okumura T, Kokubo Y, Fujita Y, Sato Y, Sawamura T, et al. LOX Index, a Novel Predictive Biochemical Marker for Coronary Heart Disease and Stroke. Clim Chem 2010;56: 550-8.





【NKメディコ株式会社の概要】

設立  : 2010年7月

所在地 : 東京都港区芝大門2丁目5-5 住友芝大門ビル11階

代表者 : 富永 朋

資本金 : 1.2億円

株主  : ノーリツ鋼機株式会社100%

事業内容: 予防医療事業

URL   : http://www.nk-m.co.jp
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