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【日和佐うみがめ博物館カレッタ】ふるさと納税型クラウドファンディングを活用した全面リニューアルを開始





リニューアル全体像(案)


現在の日和佐うみがめ博物館カレッタ


日和佐うみがめ博物館カレッタ(徳島県海部郡美波町日和佐浦370-4、町長:影治信良)は、ウミガメたちにとってより過ごしやすい環境をつくるべく、この度カレッタは開館から37年ぶり・最後のリニューアルから24年ぶりに施設の全面リニューアル工事に向けたクラウドファンディングを2022年8月10日(水)より開始いたします。
【URL】https://readyfor.jp/projects/minami-re-caretta/


画像 : https://newscast.jp/attachments/5P6R1dPYK2QJe4PifmRg.jpeg


さかのぼること、72年前。
1950年、戦後まもない食糧難の時代に、日和佐中学校の先生と生徒が、肉をとるため無残に殺されたアカウミガメの亡骸を見つけました。「もうこんなことがあってはいけない」そう憤慨した生徒と先生はウミガメ研究班を発足し、ウミガメの調査研究を始めました。
やがてウミガメ研究班の研究成果は世間からさまざまな化学賞を受賞するほどに評価され、日和佐の地はウミガメの地として知られるように。ウミガメ研究班は日和佐町の水族館にその想いのタスキを繋ぎ、今日の「日和佐うみがめ博物館カレッタ」へと発展していきました。
そんなウミガメ研究班の活動当初、1950年に孵化させ、飼育してきたとされるアカウミガメ「浜太郎」が、現在もカレッタで飼育されています。
浜太郎は今年で72歳となりますが、ウミガメとしてはまだ若く、繁殖力が残っています。一方で、ウミガメの繁殖の際にオスウミガメの爪は交尾の際に重要な役割を果たしますが、現在当館のプールは浅く角張っていることから、ウミガメたちが泳ぐと壁でヒレが擦れ、浜太郎の爪もまた削れてしまっていました。
5年ほど前から、レジン性の人工爪でそれらを補うことで初めて交尾に成功しましたが、このような環境下では現在飼育しているウミガメたちも今後同様の問題に直面することでしょう。
そこで、ウミガメたちにとってより過ごしやすい環境をつくるべく、この度カレッタは開館から37年ぶり、最後のリニューアルから24年ぶりに施設の全面リニューアル工事を実施します。


日和佐うみがめ博物館カレッタ・津田館長からのメッセージ


画像 : https://newscast.jp/attachments/VL1LZuYgYvX6jYrJ2O6i.jpg


当館は、1985年より開館しウミガメ保護等に取り組んだ歴史を持っておりますが、その歴史が現在の保護活動に至るストーリを十分に伝えられていません。
当館が拠点となって、他に類のない歴史を生かしたエコツーリズムを進めていくためにも、施設内の展示、解説などを見直し、飼育設備に関しても現在の視点で見るとウミガメに負担のかかる飼育環境となっており、今後ウミガメにとって快適な環境で飼育できるように施設内設備、飼育設備を改修し子供から大人までが生態や保護活動などについて、学ぶことができるようにします。
クラウドファンディングを通して、改修に関わる経費について皆様のお力をお借りしたいと考えています。皆様と共に素晴らしい施設づくりを進めてまいります。幅広くご意見やご協力をお寄せいただきぜひともご寄付くださいますようよろしくお願いいたします。


カレッタのリニューアルに向けて


今回、皆さまからいただいたご寄付は、2023年度~2025年度にかけて実施する、カレッタのリニューアルに向けた改修工事にかかる資金の一部へ充てさせていただきます。
1985年のオープンから37年、1998年にリニューアルを行って以来の全面改修です。アニマルウェルフェアを重視し、現在の学術研究、学識者などの意見を取り入れ、ウミガメの成長過程に適した形状のプールなど、飼育環境を改善します。


画像 : https://newscast.jp/attachments/iQ93LQMNt0ACSZkTYBla.jpg
リニューアル全体像(案)


クラウドファンディングに挑戦する理由


2020年から改修の計画を進めウミガメの飼育環境の改善を第一に考えてきました。現況調査をすすめるうちに飼育環境だけでなく老朽化した箇所が多く見つかり、改修費用が高くなっております。
またコロナウイルス感染拡大やウクライナとロシアの戦争の影響で、当初の計画より人件費や資材代などが大幅に増大しており、改修のための資金が不足しています。
そこで、クラウドファンディングを通して資金を募ることを決めました。
この機会を、地元の中学生と先生が始めたウミガメ研究の歴史と現在まで続くウミガメ保護の取り組みについて、そして中学生が孵化させたアカウミガメが世界最高齢となった今も元気にプールを泳いでいる姿を多くの方に知っていただき、カメたちの飼育環境向上に向けたリニューアルを応援していただく機会にもできればと強く願っています。


概要(2022年8月10日現在計画)


●2022年度
 ・展示全般:4,262万円
●2023年度
 ・展示全般及び既存施設の改修:2億994万円
●2024年度
 ・展示全般及び屋外施設の改修:2億8,430万円
●2025年度
 ・屋外施設の改修:2億3,347万円
●2023年度~2025年度
 ・改修工事(本館、大ガメプール、バックオフィス等):7億2,771万円


「日和佐うみがめ博物館カレッタ」について


日和佐うみがめ博物館カレッタは、ウミガメが産卵する大浜海岸の目の前に建っています。
当館では、進化の歴史から生態を学べる展示、生まれたばかりの子ガメから世界最高齢のアカウミガメの飼育など特徴的な展示を行っており、年間を通してウミガメに特化した専門的・学術的な解説・紹介ができる環境を有しています。
開館から34年にわたり、世界唯一のウミガメ専門の博物館として誇りを持って運営しています。
また、当館では学芸員によるウミガメの保護活動や研究も行っており、当館のシンボルである「浜太郎」は1950年当時の中学生が孵化させ育てたアカウミガメで、飼育記録が残っており年齢が分かる個体としては世界最高齢(※)です。※2022年、カレッタ調査による。
現在も大事に飼育されており毎年誕生日となる8月13日には伊勢エビのプレゼントでお祝いをしております。この浜太郎の子孫を残すための取り組みも現在行っています。


画像 : https://newscast.jp/attachments/vx4Wk5BIOQcAiEPz2i28.png
現在の日和佐うみがめ博物館カレッタ


画像 : https://newscast.jp/attachments/6DJf8QmxIH4wmCooJkNh.png
浜太郎


会社概要


会社名:日和佐うみがめ博物館カレッタ
所在地:〒779-2304 徳島県海部郡美波町日和佐浦370-4
代表者:町長 影治 信良
設立:1985年8月4日
URL:https://caretta.town.minami.lg.jp/




お問い合わせ先


【お客様からのお問い合わせ先】
日和佐公民館
TEL:0884-77-0028(受付時間:8:30~17:15、土日祝日除く)
e-mail:kominkan@minami.i-tokushima.jp
【本リリースに関する報道お問い合わせ先】
日和佐公民館 担当者:南、外礒(とのいそ)
TEL:0884-77-0028(受付時間:8:30~17:15、土日祝日除く)
e-mail:kominkan@minami.i-tokushima.jp


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