積水ハウス、子どもたちの考える「ネイチャー・ポジティブ」な未来の家とまちづくりを応援
積水ハウスは、2019年から「未来の学び プログラミング教育推進月間」に協力企業として参加し、「プログラミングが社会でどう活用されているか」に焦点を当てた総合的な学習の時間における指導案等の提供を行ってきました。昨年からの新たな支援活動としてMinecraftカップ全国大会運営委員会と連携してプログラミング教育支援策を実施しています。
Minecraftカップ2022全国大会は、子どもたちのプログラミング思考の醸成に向け、世界各国の教育現場で活用されている「Minecraft:Education Edition(教育版マインクラフト)」を活用した作品コンテストです。
積水ハウスは大会パートナーとして、Minecraftカップ全国大会運営委員会とともに、本大会の作品テーマを「生き物と人と自然がつながる家・まち~生物多様性を守ろう~」に設定しました。本テーマは、子どもたちがSDGs目標の一つである“生き物”を守ることについて身近に感じ、自然と生き物、人間が共生する、ネイチャー・ポジティブな未来の家とまちをつくることができるようにという想いを込めて設定しました。
近年、人間の開発活動や気候変動の影響により、暮らしや経済、生き物たちが様々なリスクにさらされている中で、生物多様性保全への動きが活発になっています。
積水ハウスは、2001年から「5本の樹」計画として、都市の住宅地に緑のネットワークを作り、生物多様性保全を推進してきました。3本は鳥のために、2本は蝶のために、という思いを込めて、地域の在来樹種を中心に庭に植えることで、自然と生き物、人間がともに暮らす豊かな環境をつくるものです。生態系の一部である人間がこれからも自然の恩恵を受けて生きていくためには、多くの自然と生き物との助け合いが必要です。積水ハウスは、未来を担う子どもたちへ家やまちなどの身近な自然について考え、行動するきっかけを提供することで、多様な生き物が生息できる環境が続いていき、私たちの暮らしを守ることにつながると考えています。
本大会の参加者向けの応援施策として、安心安全な住宅の仕組みを紹介する「積水ハウス Minecraftカップ 特設サイト」の開設や、積水ハウスの住宅展示場にて、最新技術を備えた実物の建物を見学しながら、生物多様性をはじめとする住まいのSDGsについて学べる機会を提供します。住宅展示場では、本大会のヒントが詰まった教育版マインクラフトでの家づくりヒントにつながる冊子の提供も予定しています。その他、ネイチャー・ポジティブな未来の家とまちを創るヒントにつながるイベントの開催も予定しています。
本大会では、昨年に引き続き、「積水ハウス賞」が設けられています。積水ハウス賞の受賞チームには副賞として、当社とマリオット・インターナショナルが、地方創生・地域経済の活性化を目指し、全国の道の駅の隣接地で展開する「フェアフィールド・バイ・マリオット」のペア宿泊券を受賞チーム全員に提供いたします。
積水ハウスは、未来の創り手となる子どもたちに、大会を通じて、住宅に携わる職業に触れる機会、そして生き物と人と自然がつながる家・まちを考える機会を提供します。
【「Minecraftカップ2022全国大会」概要】
■コンテスト名
Minecraftカップ2022全国大会
■期間
エントリー:2022年5月31日(火)~9月11日(日)
作品応募 :2022年8月1日(月)~9月11日(日)
■オープニングイベント
2022年5月31日(火)20:00から開催予定
オンライン配信URL https://aka.ms/micracup
■作品テーマ
生き物と人と自然がつながる家・まち~生物多様性を守ろう~
■作品テーマ詳細
SDGsはこの地球上で人々がずっと暮らし続けていくために、2030年までに達成しなければいけない17の目標です。SDGs目標をみんなで達成していくことで未来の世界を持続可能なものに変えていきます。
近年では、人間の開発活動や気候変動の影響により、わたしたちの暮らしや経済、生き物たちが様々なリスクにさらされています。そんな中、今、最も注目されている取り組みの1つである生物多様性(生き物たちの豊かな個性とつながり)保全への動きが活発になっています。いのち豊かな地球のために自然や動植物、私たち人間がお互いにつながり、支え合って生きていくことを目指しています。
都市が発達するにつれて、人と自然がともに生きていく方法が忘れられつつあります。みなさんも身近な生活の中で鳥や昆虫の種類が減ったことを感じたり、学んだりしているのではないでしょうか。生態系の一部である私たちがこれからも自然の恩恵を受けて生きていくためには多くの生き物との助け合いが必要です。私たちがお家の庭やまちづくりなどの身近な自然について考えて行動することで、多様な生き物が生息できる環境が続いていき、私たちの暮らしを守ることにつながります。
みなさんがネイチャー・ポジティブ(自然を優先する、良い影響をもたらすこと)な未来での暮らしを考えるために、生き物と自然に関連するゴールから2つをピックアップし「生き物と人と自然がつながる家・まち~生物多様性を守ろう~」を作品テーマに設定します。
以下の2つのSDGs目標の中から生物多様性保全の要素を入れてワールドを作ってください。
●「14. 海の豊かさを守ろう」:人間による魚の獲りすぎで海の資源が減少し続けていること、また人間が出すゴミや排水によって海が汚れてしまった結果、世界中の海が深刻な問題を抱えています。一人ひとりが海の自然や資源を守るために、小さな心がけを重ねていくことが大切です。
●「15. 陸の豊かさも守ろう」:人間によって社会が発達するにつれて自然が減少し、生き物を育むための環境が損なわれていきました。自然が失われつつあることで多くの生き物が絶滅の危機さらされています。
■作品テーマにおける積水ハウスの取り組み
積水ハウスでは2000年代から環境活動に力を入れながら人も生き物も暮らしやすい住まいづくり、まちづくりに取り組んでいます。
●「14. 海の豊かさを守ろう」:エコ・ファースト企業として持続可能な企業活動という観点から、社内でペットボトル利用を削減するなど幅広いエコアクションに取り組んでいます。
●「15. 陸の豊かさも守ろう」:「5本の樹」計画という庭づくり提案があります。3本は鳥のために、2本は蝶のために、という思いを込めて、地域の在来種を中心に庭に植えることで、人と自然が共に暮らす豊かな環境をつくるものです。「5本の樹」計画は日本の昔からの風景である里山の考え方を取り入れています。それぞれのお家のお庭でできる生物多様性保全の活動である「5本の樹」計画を通して生態系ネットワークの再生に取り組み、陸の豊さに貢献しています。
■積水ハウスの応援施策
・大会参加者向け住宅の仕組み紹介「積水ハウス Minecraftカップ 特設サイト」の開設
・大会参加者向け積水ハウス住宅展示場の見学機会の提供
・教育版マインクラフトでの家づくりのヒントにつながる冊子の提供(後日詳細発表)
・大会参加者向けイベントの実施(後日詳細発表)
■積水ハウス賞
「人と自然がつながる 住めば住むほど幸せ住まい」が表現された作品には、「積水ハウス賞」を授与いたします。受賞チームには副賞として、積水ハウスとマリオット・インターナショナルの地方創生事業“Trip Base 道の駅プロジェクト”で展開し、旅の拠点となる道の駅に隣接するホテル「フェアフィールド・バイ・マリオット」のペア宿泊券を受賞チーム全員に提供いたします。
■詳細情報
大会公式サイト
https://minecraftcup.com/
積水ハウス Minecraft カップ 特設サイト
https://sekisuihouse.co.jp/minecraftcup2022/
【積水ハウスの生物多様性保全の取り組み「5本の樹」計画について】
積水ハウスは、生物多様性の保全の取り組みとして、お客様のお庭で、生態系に配慮した造園緑化事業である「5本の樹」計画を2001年に開始しました。「5本の樹」計画は、“3本は鳥のために、2本は蝶のために、日本の在来樹種を”という思いを込め、その地域の気候風土・鳥や蝶などと相性の良い在来樹種を中心とした植栽にこだわった庭づくり・まちづくりの提案です。その考えは日本古来の里山を手本とした庭づくり計画に基づいています。
2001年から2020年までの20年間で累計1,700万本以上植樹してきました。昨年は、琉球大学との共同検証により、世界で初めて都市の生物多様性の定量評価の仕組みを構築しました。その他に、集合住宅やまちづくりの取り組みでも緑地計画の中で「5本の樹」の考え方を取り入れ日本全域の都市緑化を促進しています。
【生物多様性とは】
地球には、人間だけでなく様々な生き物が住み、自然と生き物、人間はお互いに助け合い、ゆるやかにつながりながら暮らしています。多様な「種」の生き物や、同じ種で異なる「遺伝子」を持つ生き物、そして、様々なタイプの自然がある「生態系」といった、「種」「遺伝子」「生態系」の3つのレベルで多様性があり、それぞれが関係し合いながら生きていることを「生物多様性」といいます。例えば、夏に訪れるナミアゲハの幼虫はミカン科の植物を好むため、サンショウなどを植えることで招くことができます。庭や公園に水場があればトンボが訪れ、卵を産みにきます。トンボを招くにはヒメガマなどの水生植物を植えます。
サンショウやヒメガマは日本に昔からある植物で、そのような植物や樹木のことを日本の「在来樹種」といいます。街づくりや庭づくりにおいて、その地域の在来樹種を植えることによって、様々な生き物の居場所を増やすことができます。自然にとってよい行動をとることで生物多様性を守ることができます。
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