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ALS対象の新しい呼吸理学療法機器を国立精神・神経医療研究センターと共同開発 カーターテクノロジーズから9月16日販売開始



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付属品取付イメージ

カーターテクノロジーズ株式会社(所在地:埼玉県川口市、代表取締役:関根 敦、以下 カーターテクノロジーズ)と国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター(所在地:東京都小平市、理事長:水澤 英洋)病院(院長:村田 美穂、以下 国立精神・神経医療研究センター)が共同開発し、2016年3月にカーターテクノロジーズが製造販売届出を行った「筋萎縮性側索硬化症(Amyotrophic lateral sclerosis、以下 ALS)」を対象とした新たな呼吸理学療法機器である『LIC TRAINER(エルアイシー トレーナー)』について、2016年9月16日(金)にカーターテクノロジーズから販売を開始いたしました。





ALSの生命予後を規定する因子には、呼吸や咳嗽(がいそう)に必要な筋力低下によって引き起こされる呼吸障害があります。病状の進行を可能な限り抑制するため呼吸ケアの一環として呼吸リハビリテーションがあり、神経筋疾患においては「最大強制吸気量(Maximum Insufflation Capacity、以下 MIC)」により咳嗽を保つ息溜めの練習がありますが、ALS患者さん特有の球麻痺症状はMICに必要な咽頭部の機能を喪失しているため肺の柔軟性を維持することは困難であり、この呼吸理学療法は容易ではありません。また、この球麻痺症状は、非侵襲的人工呼吸器の継続が困難となるため生命予後に直結する重大な症状です。現在、この対処には、気管切開・侵襲的人工呼吸器を装着することで対応されていますが、その後の療養環境には多くの問題を抱えているのが現状です。



そのようななか、2008年に米国の医師Bachが「一方向弁を利用した最大強制吸気量(Lung insufflation capacity、以下 LIC)」を発表し、2013年より国立精神・神経医療研究センターでも導入するようになりました。これは咽頭部の機能に依存することなく、肺の柔軟性が得ることが可能であり、ALS患者さんの肺合併症を予防する極めて有効な機器となっています。しかし、このLIC機器は研究機関のみの使用だったことに加え、理学療法の現場では人工呼吸器の回路を組み合わせるような自主制作品を使用していたため、多くのALS患者さんが汎用的に利用することができませんでした。そこで、2014年5月よりLIC機器の開発及び商品化に向け、カーターテクノロジーズと国立精神・神経医療研究センターは共同開発を開始、2016年9月から『LIC TRAINER』の販売を開始しました。



『LIC TRAINER』は、従来のLIC機能に加え、自分でリークできる呼気ライン、高圧がかかった際に圧を解除する安全弁を装備し、更に患者さんを含めた関係者と協力して製作したデザイン模型をベースにスタイリッシュな外観に仕上げました。



『LIC TRAINER』を用いることで、喉の筋力低下があっても気管切開がされていてMICが得られない患者さんであっても、今までは難しいとされていた深吸気を得る呼吸理学療法に取り組めるようになります。



カーターテクノロジーズは、『LIC TRAINER』がALSの患者さんの呼吸ケアに大きく貢献できるものと確信するとともに、今後もALSを含めた指定難病に対する医療への取り組みを続けてまいります。





■LIC TRAINERの製品概要

区分    :一般医療機器

一般的名称 :非能動型呼吸運動訓練装置

販売名称  :LICトレーナー

届出番号  :11B3X10044000001

製造販売業者:カーターテクノロジーズ株式会社

希望小売価格:¥27,000-(税抜)

特許出願中 :特願2016-109754

※ 平成27年度 埼玉県「医療機器等試作品コンテスト」準グランプリ受賞



購入は、カーターテクノロジーズのWEBサイト( http://carter-tech.jp/ )から「ご購入に関するお問い合わせ」よりご連絡ください。





■筋萎縮性側索硬化症(Amyotrophic lateral sclerosis:ALS)について

手足・のど・舌の筋肉や呼吸に必要な筋肉がだんだんやせて力がなくなっていく指定難病です。筋肉そのものの病気ではなく、筋肉を動かし、かつ運動をつかさどる神経(運動ニューロン)だけが障害をうけ、脳から「手足を動かせ」という命令が伝わらなくなることにより、力が弱くなり、筋肉がやせていきます。その一方で、体の感覚、視力や聴力、内臓機能などはすべて保たれることが普通です。平成25年度の特定疾患医療受給者証所持者数によると約9,200人がこの病気を患っています。





■カーターテクノロジーズ株式会社について

カーターテクノロジーズは、埼玉県川口市に事業所を置き、ものづくり技術をベースに医療機器の企画、設計、開発、製造及び販売を行う医療機器企業です。ものづくりを担当する技術者の兄 関根 孝志と経営を包括的に管掌するなかで、兄がものづくりに集中できるように、周辺業務を汲まなく担当する弟 関根 敦の兄弟で経営している企業です。小規模企業ながらも、医療現場で本当に必要とされる医療機器を創出することを目指し、現在も様々な医療ニーズに対応した取り組みを行っております。



URL: http://carter-tech.jp/





【会社概要】

社名  : カーターテクノロジーズ株式会社

代表者 : 関根 敦

所在地 : 埼玉県川口市柳崎1-18-11-103

設立  : 2013年9月18日

事業内容: 医療機器の企画、設計、開発、製造及び販売

業許可 : 第三種医療機器製造販売業 許可番号 11B3X10044

      医療機器製造業(一般)   許可番号 11BZ200208

資本金 : 1,000,000円

URL   : http://carter-tech.jp/





国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター

URL: http://www.ncnp.go.jp/



国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター病院

身体リハビリテーション部

URL: http://www.ncnp.go.jp/hospital/sd/rehabili/
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