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市副議長、豪州・ダボ市長の娘に不適切行為 岐阜・美濃加茂


 岐阜県美濃加茂市議会の永田徳男(のりお)副議長(71)が4月、姉妹都市の豪州・ダボ市の市長らを招いた歓迎会後の2次会で、市長の娘の下半身にカラオケマイクを近づける不適切行為をしていたことが7日、市関係者への取材で判明した。永田氏は毎日新聞の取材に「一生懸命に場を盛り上げようとしていた。不快な思いをさせてしまい大変申し訳ない」と陳謝した。

 関係者によると、ダボ市のマシュー・ディカーソン市長は4月3日、一緒に来日した家族らとともに姉妹都市を結ぶ美濃加茂市を訪れていた。同日夜に市内の飲食店で開かれた2次会で、永田氏はカラオケで歌いながらディカーソン市長の娘の股間にマイクを近づけたという。

 同席した別の市議が当時の様子を動画撮影しており、ディカーソン市長の娘がけげんな表情も見せる瞬間も写っていたという。藤井浩人市長や森弓子市議会議長らも永田氏の不適切行為をこの動画で確認した。

 藤井市長は4月24日付けで、ディカーソン市長宛てに「その場で適切な対応ができなかったこと、また、その日のうちに謝罪できなかったことを大変恥ずかしく思う」「大変不快な思いをさせてしまったことは、私にとって大変悔やまれることであり、心から謝罪します」などとするおわびの文書をメールで送った。

 関係者によると、ダボ市側からはメールに対する反応はないという。市議会は一連の問題への対応を話し合うため、9日に全員協議会を開く予定。

 永田副議長は取材に「森議長と藤井市長には口頭で謝罪した」と述べた上で、「酔っていてはっきりとした記憶はないが、マイクを(市長の娘の)身体に当ててはいないと思う。そうした場面の動画も確認していない」と釈明。問題の責任を取って所属する会派から近く離脱する意向も示したが、現段階での議員辞職は否定した。

 永田氏は県立加茂高卒業後、印刷会社代表などを経て、任期満了に伴う2018年市議選で初当選し、現在2期目。

 美濃加茂市とダボ市は1989年に姉妹都市提携を結んだ。【太田圭介、稲垣洋介】

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