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10万石の殿様気分 福山城で「城泊」 1泊2食付き、2人で132万円


 2022年に築城400年の大規模改修工事を終えて生まれ変わった「福山城」。広島県福山市は、リニューアルした城内に泊まり、殿様になった気分で食事やアトラクションを楽しんでもらう「城泊(しろはく)」を7月1日から始める。1泊2食付き2人で132万円からの豪華版。歴史や文化を背景に、まちの魅力をアピールし、お城ファンや国内外の富裕層の誘客を狙う。

 福山城はJR福山駅の北側に位置し、国史跡「福山城跡」に指定されている。天守は戦災で1945年に焼失し、1966年再建で内部は福山城博物館になっている。築城時の建物「伏見櫓(やぐら)」「筋鉄御門(すじがねごもん)」は国重要文化財だ。

 基本プランは歴史に基づいた体験コンテンツを組み込み、城主の装束に着替えて「筋金御門」から入城▽豪華な内装を整えた「月見櫓」に宿泊▽阿部家7代藩主阿部正弘が老中首座としてペリーをもてなした料理を地元食材で再現▽天守最上階で琴の生演奏と夜景を臨むナイトラウンジ▽藩主が使った「御湯殿」の蒸し風呂をイメージしたサウナ――などを楽しむ。能の鑑賞などのオプションもある。

 事業は城を管理するふくやま芸術文化財団が運営し、食事やサービスは大洲城(愛媛県大洲市)の城泊で実績がある「バリューマネジメント」(大阪市)が担う。1日1組限定で定員4人。2人分の料金132万円は大洲城などと同水準という。3人目、4人目の追加料金は13万2000円。

 城泊は大洲城や平戸城(長崎県平戸市)で実施されており、福山城と丸亀城(香川県丸亀市)は今春事業をスタート。津山城(岡山県津山市)などでも計画されている。

 枝広直幹市長は「10万石の城主気分を味わい、本物の歴史に身を委ねることができる。インバウンド(訪日客)の富裕層も重要な顧客として期待したい」と話した。

 予約は、公式ウェブサイトか電話0120・210・289(午前11時~午後8時)で受け付けている。【関東晋慈】

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