鳥羽国際ホテルが7日に開業60周年を迎え、客室の一部やラウンジを一新した。25日にリニューアルオープンする。節目にあたり、伊勢志摩の風景や食文化を一層楽しんでもらおうと、エントランスフロアや客室の一部、ラウンジを改装した。
同ホテルは1964年に開業し、皇族や国内外の賓客が宿泊。「伊勢志摩の迎賓館」と呼ばれる。
客室は、「オーシャンビュースイート・クラブ」として16室を新設。東に面した壁一面の窓から、鳥羽湾と空が望める。ホテルはベッドの配置にもこだわったという。海から昇る朝日や行き交う船など、「目覚めた瞬間から寝るまで、絶景を堪能できる」とPRしている。新しくできる「クラブラウンジ」も利用でき、朝食ビュッフェ、ティータイム、カクテルタイムと1日3回変わる、地元の食材を使った料理などが楽しめる。
また、日帰りで利用できる「パールオーシャンテラス」を新設。鳥羽湾の波音や潮風を感じながら、同じフロアにある「ザ・ロビーラウンジ」のテークアウト商品が味わえる。夜も星空や月を楽しむことができるという。
惣明福徳総支配人は「鳥羽湾の海と空を感じながら、ゆっくりと滞在していただきたい。来て良かった、また来たい、と言っていただけるホテルであり続けるよう進化していきたい」と話していた。【小沢由紀】