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恋愛疑惑で特別検察官が辞任 米南部州のトランプ氏選挙干渉裁判


 米共和党のトランプ前大統領らが2020年大統領選で南部ジョージア州での敗北を覆そうと州当局に違法に干渉したとされる事件で、捜査を指揮した女性地区検事が自ら任命した男性特別検察官と恋愛関係にあった疑惑が浮上し、検察官が15日に辞任した。

 トランプ氏側は地区検事には裁判に関与する資格がないなどと主張。同州の判事がこの日、地区検事が裁判を続けてもよいが、特別検察官がこの事件から退いた場合に限るとの判決を下していた。

 同州フルトン郡の大陪審は23年8月、トランプ氏ら計19人を組織犯罪処罰法違反などの州法違反罪で起訴した。しかし、地区検事のファニ・ウィリス氏と、特別検察官に任命した男性弁護士のネーサン・ウェード氏が恋愛関係にあった疑惑が浮上。トランプ氏側は、裁判を担当することで受け取った報酬で豪華な旅行をしていたなどと訴え、ウィリス氏を裁判から排除するか、起訴を取り消すかを同州判事に申し立てていた。

 判事はこの日の判決で、ウィリス氏がウェード氏と旅行をしていたことなどを認定し、自ら雇用した特別検察官との交際を批判した。さらに、金銭的な利益を得たなどとは認定しなかったが、「重大な『不正の外観』が浮き彫りになった」と指摘。裁判を進めるにあたってそのプロセスに対する信頼が重要であるとし、2人のうちどちらかが辞任するよう迫った。

 判決を受け、ウェード氏は辞任を表明する声明を発表し、「民主主義の利益と米国民への献身のため、そしてこの裁判をできるだけ早く前進させるため」と説明した。【ワシントン西田進一郎】

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