starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

ガーシー氏に有罪判決 裁判長「被害者のCM契約に影響、責任重い」


 動画投稿サイトで俳優の綾野剛さん(42)らを繰り返し脅迫したとして暴力行為等処罰法違反(常習的脅迫)などに問われた元参院議員のガーシー(本名・東谷義和)被告(52)に対し、東京地裁は14日、懲役3年、執行猶予5年(求刑・懲役4年)の有罪判決を言い渡した。佐伯恒治裁判長は「暴露系動画の配信で多額の利益を上げる職業的な犯行。中傷の波を浴びせかける行為は卑劣かつ悪質」と指摘した。

 弁護側は脅迫に常習性はなく、法定刑の上限が軽い刑法の脅迫罪が適用されるべきだと主張したが、佐伯裁判長は「脅迫は利益を得る一環で反復している。常習性は明らかだ」と退けた。

 判決は、動画投稿サイトを用いた脅迫について「自らを安全圏に置き、被害者は拡散された情報に反論のすべを持たない」と指摘。被告は公判で、既存メディアが取り上げない情報を告発する正義感があったと主張したが、「借金を返済するための金もうけが目的。正当化される余地はない」と非難した。

 その上で「被害者はCM出演契約を打ち切られるなど多大な損害が生じ、人生そのものを脅かされた。被告の刑事責任は重い」とした。

 一方で、被告が弁償金を準備するなど謝罪の意思を示していることから「社会内で更生の機会を与えるのが相当」と結論付けた。

 判決によると、被告は仲間と共謀して2022年2~8月、動画投稿サイト「ユーチューブ」で綾野さんら4人に脅迫を繰り返すなどした。

 被告は、アラブ首長国連邦のドバイに滞在していた22年7月にNHK党(当時)から参院選に出馬し初当選。しかし、一度も国会に登院せず、23年3月に参院から除名された。【斎藤文太郎】

    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2024
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.