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ウクライナ司令官が方針転換示唆 ドローンやサイバー攻撃重視へ


 ロシアからの侵攻を受けるウクライナのザルジニー軍総司令官は、1日公表された米CNNへの寄稿で、今後5カ月間で無人兵器やサイバー戦を核とした新たな戦術システムを整備する方針を示した。米欧から支援が減少することを想定し、ロシアに勝利するためには「より安価で、現代的で、効率が高い無人技術」が最優先になるとしている。

 ザルジニー氏は「重要なパートナー国は自国内で政治的な緊張を抱えており、我々は軍事支援の減少に対応しなければならない。一方、国際的な対露制裁網には弱さがあるため、ロシアは軍産複合体を動員して、消耗戦を続けることができている」と指摘。軍への動員では、人口が多いロシアが有利だとも述べた。

 その上で「時代遅れの固定観念は捨てて、戦場での作戦を総合的に設計し直さないといけない」と強調。無人兵器とサイバー戦を組み合わせた作戦や、デジタル空間や無線電子環境で優位に立つことの重要性を指摘した。

 ロシアとウクライナの戦争では、陸上、空中、水上、水中の各領域で無人兵器が多用されてきたが、ザルジニー氏は戦術転換の加速が戦況好転の鍵になるとみている。

 ザルジニー氏はロシアに対抗するために軍の増員を求めてきたとされ、寄稿でも「敵は動員力で大きく有利だ。ウクライナの国家機関は、不人気な手段をとらずに軍を増員する能力がない」と述べ、大幅な増員に否定的なゼレンスキー氏への不満をにじませた。【ワシントン秋山信一】

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