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“サンモニ”元アナ、橋谷能理子さん「政府の地震対応に歯がゆさ」


 関口宏さんが司会するTBS系朝の長寿番組「サンデーモーニング」で、フリーアナウンサーの橋谷能理子さん(62)が淡々とニュースを伝える姿は印象的だった。昨年3月に番組を降板した後、11月には念願だったブックカフェ「COTOCOTO(コトコト)」をオープンした。還暦を過ぎた今、人生で最後の挑戦だと語る。

 1月14日の日曜、東京・荻窪のブックカフェを訪れると、チェロとフルートの生演奏に合わせ、橋谷さんが宮沢賢治の「注文の多い料理店」を朗読していた。日曜には不定期で、プロの音楽家と橋谷さんら朗読者が共演する朗読ライブを開いている。

 この日のライブは、売り上げの一部を能登半島地震の被災地に寄付するチャリティーイベント。「今、自分が被災地のために何ができるかを考え、チャリティーライブを計画しました。今回の地震で釈然としないのは30年ほど前と変わらず、被災した方が体育館や公民館の床の上で眠っている状況です。床は冷たいし、トイレにもなかなか行けない。令和の時代になってもそういった生活を長期間強いていていいのでしょうか」

 そう語る橋谷さんは番組を通じて、1995年に発生した阪神大震災や、2011年の東日本大震災を現地で取材した経験がある。

 「今回の地震で思ったのは政府の初動の遅さです。これだけ全国各地で自然災害が多発する中、なぜ被災者向けの十分な備えができていなかったのか、なぜ迅速な救助ができないのか、すごく歯がゆさを感じます」

 30年以上サンデーモーニングに出演した橋谷さんはこの話題になると、カフェオーナーの顔から、報道に携わるアナウンサーの表情へと一変した。【葛西大博】

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