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トランプ氏、共和党候補の指名争いで連勝 ヘイリー氏、撤退は否定


 11月の米大統領選に向けた共和党の候補指名争いで、第2戦となる東部ニューハンプシャー州予備選が23日、投開票された。ドナルド・トランプ前大統領(77)がニッキー・ヘイリー元国連大使(52)との一騎打ちを制した。トランプ氏は初戦の中西部アイオワ州党員集会に続く勝利で、候補指名の獲得に向けて前進した。

 米CNNによると、開票率78%の段階で、トランプ氏の得票率は54・2%、ヘイリー氏は43・7%。

 トランプ氏は大勢判明を受けた同日夜の演説で、ヘイリー氏について「彼女は敗れ、とてもひどい夜を過ごした」「(アイオワで)3位だったが、まだ(指名争いで)うろついている」などとこき下ろした。

 共和党の指名争いで、アイオワ、ニューハンプシャー両州が初戦と第2戦の舞台になって以降、再選を目指す現職以外で連勝したのはトランプ氏が初めて。保守派の影響力が強いアイオワ、穏健派や無党派層が多いニューハンプシャーは政治風土が異なり、党内で圧倒的な支持がなければ連勝できないからだ。15日の初戦後、支持層が重なる南部フロリダ州のデサンティス知事や実業家のラマスワミ氏が相次いで撤退し、支持を表明したことも追い風になった。

 一方、ヘイリー氏は23日夜の演説で、「ニューハンプシャーは全米の最初(の予備選)であって、最後ではない。レースは終わりにはほど遠く、まだ多くの州が残っている」と述べ、候補指名争いからの撤退を否定した。

 ヘイリー氏は、共和党員に加え、無党派も登録すれば参加できる同州予備選を重視してきた。トランプ氏と距離を置く党穏健派や無党派層への浸透を狙い、穏健派のスヌヌ同州知事の支援も受けた。大敗は免れたもののトランプ氏の優位は変わらず、2月24日の地元・南部サウスカロライナ州予備選が正念場になる。

 共和党候補争いは6月まで各州で予備選や党員集会が開かれ、7月の党全国大会で大統領候補選出の投票権を持つ「代議員」(計2429人)の獲得数を競う。代議員は人口や党勢に応じて各州に割り振られており、ニューハンプシャー州予備選では得票率に応じて22人の代議員が各候補に分配される。【ワシントン秋山信一、マンチェスター(ニューハンプシャー州)中村聡也】

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