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検事が「ガキ」「お子ちゃま」 国賠訴訟で取り調べ動画上映


 犯人隠避教唆罪で有罪が確定した元弁護士の江口大和さん(37)が、横浜地検の検事から暴言を浴びせられ、違法な取り調べを受けたとして国に1100万円の損害賠償を求めた訴訟で、江口さん本人への尋問が18日、東京地裁であった。関連証拠として地検が録音・録画した当時の取り調べの映像が上映され、検事が江口さんに対し「ガキ」「お子ちゃま」などと発言する様子が収められていた。

 訴状によると、江口さんは2018年10月、死亡交通事故を起こした運転手の知人から弁護士として相談を受け、運転手に虚偽の供述をさせたとして犯人隠避教唆容疑で横浜地検特別刑事部に逮捕された。

 黙秘したが、起訴されるまでの計約56時間の取り調べの中で検事から「どうやったらこんな弁護士ができあがるのか」などと暴言を浴びせ続けられ、人格権や黙秘権を侵害されたと訴えている。

 18日は法廷で約13分間、取り調べの映像が傍聴席から見えるモニターに映された。検事は江口さんのことを「僕ちゃん」などと呼び、「うっとうしいだけ。いらいらさせる」と発言。取り調べの途中にトイレに行き、戻ってきた江口さんに「『中断してすいませんでした』とか、言うんじゃねえの普通」と責めるような場面もあった。

 閉廷後に記者会見した江口さんは「こういう取り調べがあることを社会に知ってほしい」と述べた。国側は訴訟で違法性を否定し、請求棄却を求めている。【巽賢司】

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