自民・柿沢未途議員の国会事務所を捜索 買収容疑で東京地検特捜部

　4月の東京都江東区長選を巡る公職選挙法違反事件で、東京地検特捜部は14日、同法違反（買収）の疑いで、東京・永田町の衆院第2議員会館にある前副法相、柿沢未途衆院議員（52）＝自民党、東京15区＝の事務所に家宅捜索に入った。

　柿沢氏は、初当選した木村弥生前区長（58）への票をとりまとめる趣旨で、秘書を通じて複数の江東区議らに現金を渡した公職選挙法違反（買収）の疑いが持たれている。区長選は区議選と同じ日程で投開票され、柿沢氏は、配布した現金は区議選に出馬した区議らへの「陣中見舞い」だったとして、買収の意図を否定している。【北村秀徳】