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米政府、中国軍機の危険行為「2年間で300回超」 異常接近など


 米国防総省は17日、中国人民解放軍による米軍の偵察機への異常接近などの危険行為が2021年秋以降の約2年間で180回を超えたと発表した。米国の同盟国を含めると、空中での危険行為は300回以上になるという。国防総省は17日、東シナ海や南シナ海の上空で起きた15件の事案について、機密指定を解除した映像や画像を新たに公開した。

 国防総省によると、危険行為にはチャフ(レーダーかく乱用のおとり)やフレア(ミサイル回避用の火炎弾)の放出、異常接近などが含まれる。ラトナー国防次官補(インド太平洋安全保障担当)は記者会見で「一件でもあれば、多すぎるほどの行為だ。国際法に基づいて(自由に)飛行する権利が認められた空域で、米軍機が安全に飛行するのに干渉しようとしており、威圧的で危険な行為だ」と批判した。

 米中の軍事当局間では、不測の衝突を回避するための枠組みが機能していないとの懸念も高まっている。インド太平洋軍のアキリーノ司令官は「私のカウンターパート(同格の司令官)に対話を求めてきたが、2年半にわたって受け入れられていない。平和と安定を守るために関係を発展させることが重要だ」と危機感を表した。【ワシントン秋山信一】

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