starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

自治会費使い込み容疑、ギャンブルか 前町議を逮捕 奈良・斑鳩


 奈良県の前斑鳩町議の大森恒太朗氏(41)=同町神南3=が所属する自治会の費用を使い込んだ問題で、西和署と県警捜査2課は5日、大森氏を業務上横領容疑で逮捕した。自治会は現段階で総額800万円の使途が確認できていないとしており、県警は大森容疑者の横領額が数百万円に上るとみて捜査を進める。

 逮捕容疑は、自治会の会計担当だった9月29日、自治会の口座から現金20万円を勝手に引き出して着服したとしている。県警は捜査に支障が出るとして、認否を明らかにしていない。

 県警などによると、大森容疑者は2022年4月から自治会の会計を担当し、複数の自治会口座の通帳や印鑑を一人で管理していた。県警は大森容疑者が着服した金をギャンブルや遊興費に充てたとみている。

 大森容疑者は「自治会費を使い込み、迷惑をかけることになる」として、10月2日付で議員を辞職した。所属する日本維新の会県総支部にも離党届を提出したが、支部は受理せずに除名処分としていた。

 自治会関係者によると、地元の秋祭りの資金が自治会で把握していた金額より少なかったことから、大森容疑者による不正出金の疑いが8月に浮上した。自治会が複数の口座などを調べたところ、今年9月までの半年間に自治会の了承なしに二つの定期預金が解約されるなど、確認できない出金が約620万円に上ることが明らかになった。

 さらに、本来なら入金されているはずの自治会費数十万円が口座に振り込まれておらず、自治会の貸し駐車場の収入も100万円以上、行方が分からなくなっていた。大森容疑者が自治会幹部に一部の出金を認めたため、幹部が10月3日に県警に被害届を出していた。

 自治会は22年度にも大森容疑者による不正な出金があったとみて、口座などを調べている。自治会幹部の一人は逮捕を受け、「大森容疑者がどのくらいの金額を横領したのか、捜査で明らかにしてほしい」と語った。【木谷郁佳、川畑岳志】

    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2024
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.