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栃木で最も危ない交差点 漫然運転やめて!人身事故、昨年5件


 事故が最も多い交差点は「西川田本町」――。日本損害保険協会が「県内の危ない交差点ワースト5」を発表した。昨年、栃木県内で起きた人身事故3877件の発生現場を調べ、件数の多い交差点をまとめた。ワースト1位は宇都宮市の西川田本町交差点。同協会は「漫然とした運転をせず、十分な安全確認を心がけてほしい」と呼びかけている。

 このランキングは、損害保険会社でつくる同協会が、交通事故のおよそ半分が交差点やその付近で起きていることに着目し、都道府県ごとに集計。毎年、秋の交通安全運動の時期に発表している。

 西川田本町交差点はJR宇都宮駅の南西約6・5キロの国道121号(宇都宮環状線)と県道2号(栃木街道)が交わる地点にある。県総合運動公園にも近く、終日、交通量が多い。

 交差する道路はいずれも片側2車線だが、交差点に入る直前には右折車線や左折車線などが分かれるため、最大で片側5車線に増える。また、四隅にはホームセンターや飲食店などがあり、駐車場に出入りする車も多い。

 同協会によると昨年はここで5件の事故が発生。いずれも軽傷事故だったが、追突や右折時の事故、左折時の事故など類型はさまざまだった。漫然と運転していると他の車の接近に気づくのが遅れる一方、他の車に気を取られていると横断歩道の歩行者や自転車を見落としたりしやすいという。2019年にもワースト5位になっている。

 ワースト2位は人身事故が4件あった交差点で、県内に7カ所あった。いずれも死亡事故はなかったが、宇都宮市御蔵町5の7付近交差点▽宇都宮市陽南3の4の14付近交差点▽南大通り4丁目交差点(宇都宮市)▽栃木市藤岡町都賀2835の2付近交差点――の4カ所では、4件のうち1件は重傷事故だった。

 道の駅交差点(佐野市吉水町)▽栄町2丁目交差点(鹿沼市)▽長久保交差点(さくら市)――の3カ所は軽傷事故のみだった。ランキングではこれら8カ所をまとめて「ワースト5」とした。

 同協会は「人身事故の45%が交差点で起き、交通事故死者数の40%は交差点の事故の犠牲者。交差点では対向車や周囲の車だけでなく、横断歩道を通行する人がいることも前提に安全確認してほしい」と呼びかけている。各交差点の詳細については日本損害保険協会のホームページでも公開している。【小林祥晃】

県内の危ない交差点ワースト5

(1)西川田本町交差点(宇都宮市)………………5

(2)宇都宮市御蔵町5の7付近交差点……………4

(2)宇都宮市陽南3の4の14付近交差点………4

(2)南大通り4丁目交差点(宇都宮市)…………4

(2)栃木市藤岡町都賀2835の2付近交差点…4

(2)道の駅交差点(佐野市)………………………4

(2)栄町2丁目交差点(鹿沼市)…………………4

(2)長久保交差点(さくら市)……………………4

 ※丸括弧数字は順位、右端の数字は事故件数(日本損害保険協会の発表による)

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