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福岡県内の交通死亡事故急増 増加数ワースト1位、取り締まり強化へ


 福岡県内で今年の交通事故死者数が70人(10日現在)に達した。前年同期より23人増えており、増加数は全国ワースト1位。県警は危機感を強めており、長田昌之・交通企画課長は11日、「近年にない急増ぶりだ」として指導取り締まりを強化する方針を明らかにした。

 交通事故総合分析センター(東京)によると、2022年と23年を比較した都道府県別の交通事故死者の増加数(速報値)は、県がワースト1位。県警によると、22年は統計史上最少の75人だったが、23年はこのままいけば100人を上回るペースだという。

 長田課長はこの日、福岡市博多区の県吉塚合同庁舎で開かれた「交通事故をなくす県民運動本部」の緊急会議に出席。「スピードの出し過ぎや少しの脇見の結果、尊い命が失われている」とし、「ちょっとした交通安全意識を県民一人一人が持つことが、この非常事態を改善に導く大きな鍵になる」と訴えた。

 対策として、幹線道路の速度違反などの取り締まりを強化すると説明。飲酒後に道路上で寝たり、車道を歩いたりしていた人が事故に遭うケースも相次いでおり、歩行者側も「自分の身は自分で守る」という意識を持つことが大切だと呼びかけた。

 会議には県警や県、交通安全協会など関係機関から約30人が参加し、情報を共有した。【佐藤緑平】

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