日本維新の会の藤田文武幹事長は6日の記者会見で、カジノを含む統合型リゾート(IR)を巡る汚職事件に関連して、2020年に行った下地幹郎元衆院議員に対する除名処分を撤回したと明らかにした。復党や次期衆院選で公認候補とすることには、否定的な見解を示した。
下地氏は汚職事件に関与したとされる中国企業顧問から現金100万円を受領したため除名処分となり、撤回を求めていた。
藤田氏は「沖縄での党勢拡大に、陰に陽に貢献していただいたことを評価して処分撤回を今週確定した」と説明したが、復党や公認については「近々行われることはない。下地氏本人も希望していない」と語った。【安部志帆子】