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深海魚のサケガシラを瀬戸内海で捕獲 普段の生息域は太平洋や日本海


 深海魚のサケガシラが山口県周防大島町沖の瀬戸内海で捕獲され、同町伊保田のなぎさ水族館に持ち込まれた。同水族館によると、普段の生息域は太平洋沿岸や日本海とされ、瀬戸内海で確認されるのはまれという。

 同町土居沖の水深20メートルほどのイワシ網にかかっていたのを地元の漁業者が7月27日に見つけ「珍しい」と思って運び込んだ。

 サケガシラは深海魚のリュウグウノツカイの仲間で、タチウオに似た銀白色の細長い体に、朱色の背びれを持つのが特徴。北海道から沖縄までの太平洋沿岸や日本海の水深数百メートルに生息し、日本海側では定置網にかかったり、しけの後に海岸に漂着したりすることもあるという。大きいものは2メートル以上になるが、詳しい生態はまだ分かっていない。名前の由来は、サケ漁が始まる頃に現れる「サケの頭領」の意味とも、口が伸びた際に頭が裂けたように見えるからとも言われる。

 今回持ち込まれたのは全長約80センチで若い個体とみられる。既に死んでいたため、標本にして保存する。同水族館学芸員の内田博陽さん(39)は「30年ほど前に持ち込まれた例があるが珍しい。瀬戸内海に迷い込んだと思われるが、理由は分からない」と話した。【大山典男】

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