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人力3時間→ドローン10分 肥料散布、高校生らが研修 島根


 農業分野でも活用範囲が広がっているドローンについて高校生らが学ぶ研修が、島根県出雲市下横町の県立出雲農林高校であった。

 7月31日の研修に参加したのは同高植物科学科作物専攻生の2、3年各6人と、県立農林大学校(同県大田市)の学生4人。農業用ドローンを販売しているファームスカイテクノロジーズ(福田農機)の福田順也社長が手順を説明した後、同高の実習田の一部(約90アール)でドローンを飛ばし、肥料を散布する作業を披露した。

 まず小型のドローンで上空から水田を撮影。近赤外線など5種類のセンサーを組み合わせ、稲の生育状況を調査した。生育不良の場所は水田の画像上に色分けして示されるため、そうした情報を基にドローンの飛行コースなどを決定し、肥料を積んだ大型のドローンを飛ばした。

 福田社長によると、ドローンの利用は農薬の散布から始まったが、最近は水稲の直まきや、さまざまな作物の施肥にまで広がっているという。作業の軽減だけでなく、プロペラの風力で肥料が根元にまで届くメリットもあるという。

 同高の生徒は、背負い散布機を使って人力で、隣の区画に施肥したばかり。3時間以上かかった作業が、ドローンは準備作業を除くと10分程度で終了した。2年の畑智也さん(17)は「楽になるだけでなく、生育状況に合わせて肥料の散布量も調整してくれるのがすごい」と驚いていた。【佐々本浩材】

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