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市職員56人「ハラスメント受けた」 市議からどう喝など 群馬・渋川


 群馬県渋川市は、市職員へのアンケート調査で、回答した576人のうち9・7%に当たる56人が市議から何らかのハラスメントを受けたと答えたと発表した。「体を密着される・抱きつかれる」といった行為や、たまたま居合わせた飲食店で「ねえちゃん市職員だろう。酌をしに来いよ」などと市議から強要されたという回答もあったという。

 調査は7月、職員へのハラスメントを調べる目的で、回答者が特定されない方法で実施。市議からのハラスメント行為が相次いで発覚した千葉県柏市も4月に調査を行っており、同市では8・6%が「受けたことがある」と回答していたが、渋川市はそれを上回った。

 ハラスメント行為の内訳(複数回答)は、理不尽な要求や威圧的な発言、意に沿わない対応へのどう喝といったパワーハラスメントが8・9%(51人)で最多だった。このほか、執務スペースに無断で立ち入る1・7%(10人)▽セクシャルハラスメント0・9%(5人)▽性別による仕事での差別0・3%(2人)――などがあった。パワハラでは「俺を誰だと思っているんだ。このくそガキ」などと威圧的に言われたという回答があった。

 ハラスメント防止のために望むことは「市議の意識改革、意識啓発、教育の実施」が36・4%で最多だった。

 調査結果について市は「『体を密着される・抱きつかれる』といった行為はハラスメントではなく犯罪行為と認識している。『どのような対応をしたか』という問いに47・2%が『特に何もしなかった』と回答していることも大きな問題」とした。【庄司哲也】

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