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キャバクラ2時間半で760万円 愛知県警にぼったくり相談急増


 名古屋のキャバクラ店に2時間半。請求額は760万円――。愛知県内で今年に入り、飲食店でのぼったくりに関する相談が急増している。新型コロナウイルスの行動制限緩和に伴い人出が戻ったことが要因とみられる。県警は悪質な店舗の摘発に力を入れるほか、防犯アプリやポスターなどを通じ注意喚起している。

 県警に寄せられた、ぼったくりに関する相談は2017年51件▽18年6件▽19年1件▽20年2件▽21年7件▽22年22件――と推移。今年は6月末までに74件寄せられ、上半期だけで既に昨年1年間の約3倍に達している。相談の約4割は県外からの客という。

 県警によると、相談は3月以降に増加し、特に名古屋市中区の繁華街である錦三(きんさん)・栄地区の店舗での被害に関するものが相次いでいる。

 5月には50代の男性が客引きに「安くしますよ」と声をかけられ、案内された錦三のキャバクラ店に2時間半滞在。シャンパン数本などを注文し、女性店員にも飲ませたが、会計時に760万円請求された。全額支払ったという。

 5月には新型コロナの感染症法上の位置付けがインフルエンザと同じ5類に引き下げられた。県警は行動制限が緩和された5月前後から人の流れが活発化し、被害相談も増えたとみている。

 県警は7月、客からぼったくり被害の相談が多数寄せられていた錦三の風俗店の経営者ら5人を風営法違反(無許可営業)容疑で逮捕。3日には錦三のホテル「東京第一ホテル錦」のロビーに、宿泊客らにぼったくりへの注意を呼びかけるポスターを掲示した。

 県警では、県のぼったくり防止条例に違反している店舗について県警防犯アプリ「アイチポリス」上で公表している。ぼったくりの被害に遭わないためのポイントとして①客引きを利用しない②ぼったくり条例違反で公表されている店舗を事前に確認する③入店した場合は、料金システムを確認する――ことを呼びかけている。【熊谷佐和子】

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