中古車販売大手「ビッグモーター」の店舗前の街路樹が不自然に枯れるなどしている問題で、北九州市は2日、市内にある2店舗前の土壌を調査した。農薬や除草剤が使われたのか分析し、約1カ月後に結果が判明する見通し。
小倉西港店(小倉北区)と小倉南店(小倉南区)。市によると、小倉南店前では市が約130メートルにわたり植樹したツツジが2019年ごろからなくなっており、イチョウやサクラの木など計8本も枯れたり弱ったりしている。小倉西港店前でも、約50メートルにわたり植樹したツツジが20年からなくなっていた。
市は7月下旬、両店舗に聞き取りを実施したが、両担当者は「赴任した時から既にこの状態だったので過去の経緯は分からない」と説明しているという。
市建設局の久保山幸助・道路維持係長は「なぜこのような状況になったのか原因を特定していきたい」と話した。【日向米華】