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ウクライナ、穀物輸出にクロアチアの港活用を検討 露の合意離脱で


 ウクライナのクレバ外相は7月31日、首都キーウでクロアチアのラドマン外相と会談し、ウクライナ産穀物の輸出経路として、アドリア海やドナウ川にあるクロアチアの港の活用を検討することで一致した。ロシアが黒海経由で穀物を輸出する合意の履行を停止したため、ウクライナは代替ルートを模索している。

 ロイター通信などによると、クレバ氏は会談後、記者団に「(クロアチアの)港を使う最も効率のいいルートを今後検討する」と述べた上で、穀物輸出の障害を取り除くことは「世界の食料安全保障に貢献する」と強調した。

 ロシアは7月17日、黒海経由で穀物を輸出する合意の履行停止を発表。その後、ウクライナの穀物関連インフラを複数回攻撃しているほか、黒海を通じた全船舶のウクライナ入港を認めないと主張し、黒海で軍事演習も実施するなど圧力を強めている。ウクライナ外務省は31日、ロシアによる攻撃で損害を受けた穀物は計18万トンに達すると発表した。

 ウクライナは現在、黒海ルートの代わりに穀物を陸路で欧州に運んでいるほか、ドイツなどにつながるドナウ川経由でも輸送し、穀物の安定供給への努力を続けている。

 一方、ウクライナ当局は31日、ロシア軍が東部ドニエプロペトロフスク州クリビーリフの共同住宅を弾道ミサイルで攻撃し、10歳の子供を含む6人が死亡、75人以上が負傷したと発表した。クリビーリフはウクライナのゼレンスキー大統領の故郷として知られる。ゼレンスキー氏は31日、通信アプリ「テレグラム」に「我々はこのテロに怯えることも屈することもない」と投稿した。【エルサレム三木幸治】

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