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戦隊ヒーロー、その正体は食虫植物? 擬人化キャラの必殺技とは


 栃木市岩舟町の植物園「とちぎ花センター」で、虫を捕らえて養分にする食虫植物を戦隊ヒーローに見立てた企画展「食虫植物展~食虫戦士タベンジャー」が開かれている。ハエトリグサなど代表的な5種を戦隊ヒーローに見立て、トラップ(わな)や消化液などそれぞれの特性を生かした必殺技で地球侵略をたくらむ虫型宇宙人を撃退する……という設定。同センターは「夏休み中の子供たちに楽しみながら学んでほしい」と話している。

 食虫植物展は夏の恒例企画。今年は子どもの関心を引きつける狙いで、戦隊ヒーローをイメージしたキャッチーな演出を初めて取り入れた。「食中戦士タベンジャー」役には、感覚毛が刺激されると二枚貝のような葉を閉じるハエトリグサ▽消化液が入った葉先の袋に滑落させるウツボカズラ▽筒状の葉の内側に生えた下向きの毛で閉じ込めるサラセニア▽葉の縁の粘毛(ねんもう)から出るネバネバで捕まえるモウセンゴケ▽粘着力は弱いが「蚊や小バエなら何とか捕まえられる」というムシトリスミレ――を抜てき。戦隊モノの基本形を守った“5体編成”で、ハエトリグサから順に、クローザー(赤)▽リップ(緑)▽スマート(青)▽キャッチ(黄)▽ビューティー(すみれ色)――のニックネームとイメージカラーを与えた。

 それぞれのイメージカラーを背景にしたブースでは、ヒーロー役を擬人化したキャラクターやそれぞれが活躍するストーリー、捕虫の仕組みなどを記した漫画風のパネルとともに実物を展示。ヒーローたちのデザインやラスボス役のゴキブリ「Gキング」、「ナメクイーン」など敵キャラの造形、ストーリーの設定やパネル制作は、職員のハマダ・バスケス・香緒里さんらが手掛けた。

 会場ではこの他、35種約150株の食虫植物を展示。また、人間を捕獲できる大きさのハエトリグサ型のギミックやウツボカズラ型のオブジェもあり、入れば虫の気分を味わえる。佐野市から両親、妹(4)と訪れた小学1年の男児(6)は「草が虫を食べるなんてびっくり」と話していた。

 展示スペースのある大温室の入館料は大人410円、小中学生無料。入館者には「タベンジャー」の特製シールを日替わりでプレゼントする。9月3日まで、月曜休園。問い合わせは同センター(0282・55・5775)。【太田穣】

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