東北地方の人は毛髪へのNG行動をやってしまいがち――。このような傾向があることが、毛髪・美容・健康のウエルネス事業を展開する「アデランス」（東京都品川区）による髪に関する県民性調査で分かった。
同社は今年1月、インターネットによる意識調査を実施し、47都道府県の20～60代の男女各52人の回答を集計し分析した。
日常生活の中で、ついやってしまいがちな髪に悪影響がある代表的な10項目の行動について該当しているかどうか尋ねると、全体で最も「当てはまる」と「どちらかと言えば当てはまる」の回答の合計が多かったのは「シャンプーの後、タオルで髪を強くこすって水分を取る」で64・9％。2位が「ついつい頭皮をかいてしまう」（53・2％）、3位が「偏った食生活をしている」（50・4％）だった。
「シャンプーの後、タオルで髪を強くこすって水分を取る」で、宮城が73・1％で2位、福島が72・1％で3位、秋田が71・2％で5位。「ついつい頭皮をかいてしまう」で、宮城が65・4％で1位、山形が61・6％で2位。「偏った食生活をしている」で、青森が59・6％で3位、山形が57・7％で4位に入った。この3行動の上位5位内の計16枠のうち7枠を東北が占めており、同社は「特に宮城と山形は2項目で上位にランクインしており注意が必要」としている。【横田信行】
