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ウクライナ軍、激戦地バフムトへ前進も戦況膠着 両軍で死傷者拡大


 ロシアの侵攻を受けるウクライナ軍は10日、ロシア軍が占拠する東部ドネツク州の激戦地バフムトの奪還に向けて進軍し、包囲網を狭めている。だが、戦闘は膠着(こうちゃく)状態が続き、両軍で死傷者が増えてる模様だ。ロイター通信などが報じた。

 ウクライナのマリャル国防次官は通信アプリ「テレグラム」で、ウクライナ軍が最近1週間にウクライナ南部で約10平方キロ、東部で4平方キロの領土を奪還したと発表した。ウクライナ軍幹部は9日、バフムトへの前進に成功していると述べた。

 ウクライナ軍によると、6月上旬の反転攻勢開始以来、同軍は南部で約170平方キロ、バフムト周辺で24平方キロを取り戻したという。ただし進軍速度は遅く、ロシア軍はウクライナ軍の優勢を認めていない。ロイター通信は、ウクライナ軍に相当数の死傷者が出ており、衛生兵が不足していると伝えた。

 また、ウクライナ当局によると、ウクライナ南東部で人道支援物資の配布所となっていた学校施設がロシア軍の攻撃を受け、これまでに市民5人が死亡した。

 一方、ロシア側の死傷者も拡大しているとみられる。英国防省は10日、ロシア軍が負傷兵の応急措置に苦慮しているとの分析を発表した。特に、国境地帯では負傷者の増加に医療が追い付かず、軍の病院は将校クラス以外の手当てができていない可能性があるという。負傷兵への対応で、一部の民間医療施設も通常の医療サービスを提供できない状態に陥っているとみられる。ロシア兵の死者の最大で約半数は、適切な応急処置が講じられていれば、助かっていた可能性があるという。【サンブリウ(フランス西部)宮川裕章】

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