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「別れるなら殺すと言われた」 半年前に相談 横浜女子大生刺殺


 横浜市鶴見区のマンション駐車場で住人の大学1年、冨永紗菜さん(18)を刺殺したとして、元交際相手の自称会社員、伊藤龍稀容疑者(22)=同区=が殺人容疑で逮捕された事件で、冨永さんが2022年12月に伊藤容疑者と交際を巡ってトラブルになった際、対応した警察官に「別れるなら殺すと言われた」と説明していたことが、神奈川県警への取材で判明した。県警は交際トラブルが事件につながったとみて、経緯を調べている。

 県警によると、22年12月12日、伊藤容疑者宅で男女が言い争う声を聞いた近隣住民が通報。現場に駆けつけた警察官に、冨永さんは「別れ話をしたら急に怒りだし、首をしめられた。別れるなら殺すと言われた」などと話したという。冨永さんに被害届を出す意思はなく、県警は冨永さんの親族に今後トラブルにならぬよう見守りを依頼した。

 県警は23年1月に冨永さんに連絡を取り、冨永さんが「あの後すぐに仲直りした。今後はトラブルがないように関係を続けていきたい。警察からの連絡は大丈夫です」と話したことから、対応を終えたという。

 しかし、事件発生の1週間前の6月22日、冨永さんから交際トラブルがあったと110番があり、県警が双方から事情聴取。今後の交際について、2人とも双方の親を交えて話し合う意思を示していた。この後、交際関係は解消したとみられる。県警は一連の対応について適切だったかを調査する。

 冨永さんは今月29日、鶴見区の自宅マンション敷地内で血を流して倒れているのが見つかり、搬送先の病院で死亡が確認された。【柿崎誠、牧野大輔】

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