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沖縄で推計週1万人がコロナ感染、医療逼迫 「全国でも起こりうる」


 沖縄県は29日、定点医療機関から19~25日の1週間に報告された新型コロナウイルスの感染者数が1医療機関当たり39・48人(前週比1・37倍)で、感染者総数の推計値が1万人(同2720人増)になったと発表した。医療提供体制の逼迫(ひっぱく)を受け、県医師会は29日記者会見し、県民らに感染抑制や救急医療体制の維持への協力を求めた。

 県医師会によると、感染や濃厚接触などによる医療従事者の休職が相次いでいる他、感染症法上の位置づけが5類に移行して以降、行政による入院調整がなくなり、救急外来のある一部の医療機関に感染者が集中するなどしているという。

 県によると、27日時点で重点医療機関27カ所のうち6カ所が救急診療を、5カ所が一般診療をそれぞれ制限。また、那覇市消防局によると、医療機関に4回以上受け入れ照会し、搬送先が30分以上決まらない「救急搬送困難事案」は19~25日に21件あり、前週(5件)から4倍超に急増。現場に1時間18分とどまったケースもあった。

 県は26日から高齢者や基礎疾患のある患者を対象に「新型コロナ感染者ケアステーション」を開設した。25人の受け入れが可能で、医師らが24時間対応する。

 会見した県医師会副会長で、北部地区医師会病院(名護市)の宮里達也医師は「過去3年のコロナの流行でも全国に先行して沖縄で感染が広がっているため、今後全国でも同じ事態が起こりうる」と強調した。

 鹿児島県では行事への影響も出始め、県高校野球連盟は7月1日に予定されていた全国高校野球選手権鹿児島大会の開会式中止を決めた。新型コロナやインフルエンザなど感染の増加傾向を受けた対策で、試合は日程通り実施するという。【宗岡敬介、比嘉洋】

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