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4マイクロメートル差で勝敗「悔しい」 かんな削り大会、100人熱戦


 厚さ1000分の1ミリ(マイクロメートル)単位でかんな削りの技術を競う「北海道削ろう会交流大会」が24日、北海道岩見沢市のイベントホール赤れんがで開かれ、大工や学生ら約100人が参加した。ベテランと若手の交流で技術継承を促そうと「大工ネットワーク北海道」などが主催した。

 出場者は長さ1・8メートルの木材にかんなをかけ、細長く削った1枚のかんなくずの薄さで優劣を競った。決勝の持ち時間は5分間で、納得のいくまで何度も削る様子が見られた。

 一般の部は札幌市南区の「木工房 森の風」代表の山口博之さん(61)が3連覇。4マイクロメートル差で及ばなかった栃木県の「鵤(いかるが)工舎」見習い大工、高谷実玖さん(19)は「ちょっと悔しいが、ありがたい機会。一流になりたい」と語った。

 また、学生の部で1位だった札幌高等技術専門学院建築技術科2年、菅原愛美さん(19)は「優勝できるとは思わなかった。大工さんになりたい」と話していた。

 会場ではかんなの実践講習会もあり、若手らは熟練者の手元を食い入るように見つめていた。講習を監修した鵤工舎棟りょうの小川三夫さん(75)は「(全体的に)レベルが上がってきた」と評した。【安味伸一】

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