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潜水艇操縦のCEO、妻はタイタニック号乗客の子孫 NYT報道


 米紙ニューヨーク・タイムズは21日、北大西洋に沈む豪華客船タイタニック号を探索中に消息が途絶えた潜水艇を操縦していた米オーシャン・ゲート社最高経営責任者(CEO)、ストックトン・ラッシュさんの妻ウェンディさんは、タイタニック号に乗っていて亡くなった夫妻の子孫だと報じた。

 タイタニック号は、1912年に英国から米ニューヨークへ向かう初めての航海で氷山に衝突して沈没し、乗員乗客約2200人のうち1500人以上が死亡した。同紙によると、ウェンディさんは、タイタニック号の1等船客だったイシドール・ストラウスさん、アイダさん夫妻のやしゃごにあたるという。ストラウスさんはドイツ生まれで、米有名百貨店メイシーズの共同経営者だった。

 英国立公文書館のウェブサイトによると、タイタニック号の乗船時に高齢だったストラウスさんは、氷山に衝突した後、若い男性客が救命艇への乗船を拒まれているのを見て船にとどまった。妻アイダさんは「あなたが行くところに私も行く」と言い、救命艇に乗るのを拒否したとされる。

 アイダさんは一緒にいたメイドを救命艇に乗せ、毛皮のコートを渡した。夫妻は、波にさらわれる前にデッキで手をつないでいる姿が目撃されているという。ニューヨーク・タイムズによると、ストラウスさんの遺体は見つかったが、アイダさんは見つかっていない。

 97年公開のヒット映画「タイタニック」で、浸水する部屋のベッドで老夫婦が抱き合う場面は、ストラウス夫妻の物語から着想を得たとされる。【ニューヨーク八田浩輔】

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