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タイタニック号探索艇捜索「海中でたたく音を感知」 米当局投稿


 米沿岸警備隊は21日、北大西洋の海底3800メートルに沈む豪華客船タイタニック号の探索中に行方不明になった潜水艇「タイタン」を捜索するカナダ軍の哨戒機が、海中の音を感知したとツイッターで明らかにした。遠隔操作型無人潜水機を周辺に投入したが発見には至らず、米海軍とともに音などの分析を進めるとしている。

 米CNNテレビも米政府の内部情報として21日、20日の捜索で30分ごとに「たたく音」が聞こえ、その4時間後にも水中音波探知機(ソナー)が同様の音に反応したと報道した。

 米オーシャン・ゲート社のタイタンは全長6・7メートルで、水深4000メートルまで潜水できるとされる。18日に潜行し、1時間45分後に信号が途絶えた。米東部時間20日午後(日本時間21日未明)に記者会見した米沿岸警備隊の担当者は、タイタン内には5人が40時間命をつなぐだけの酸素が残っているとみられると述べた。

 昨年、取材でタイタンに乗った米CBSテレビのデービッド・ポーグ記者は同局の番組で、電気が途絶えても乗員が意識を失っても潜水艇は海底から浮かぶはずだと説明。タイタンは地上でも内側から開けることができないといい、「彼らを見つける必要がある」と強調した。浮かんでこない場合は、何らかの理由で艇体が破壊された可能性があるとの見方も示した。

 一方でタイタンを巡っては、艇体の強度不足を指摘する見方も浮上している。米CNBCテレビによると、オーシャン・ゲート社の幹部は2018年に同社に対して起こした訴訟で、タイタンが十分な耐久試験を実施しておらず、「乗客を潜在的に極度の危険にさらす」と主張。艇内の窓は水深1300メートルの耐久試験しか受けておらず、同社が「4000メートルの水圧に耐えられる窓を製造するための出費を拒んだ」と訴えていた。【八田浩輔(ニューヨーク)、金寿英】

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