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靴をクンクン、出動13分で発見 行方不明者の命助かる 警察犬表彰


 行方不明になった高齢男性を発見したとして神奈川県警逗子署は、県警鑑識課所属の警察犬グロリア号(雌・4歳)、ムート号(雄・2歳)の2頭と、警察犬係の警部補と巡査長の2人に「署長賞」を贈った。

 2日午後6時半ごろ、逗子市在住の男性(73)が散歩に出たまま行方不明になったと妻(72)が110番。署員が捜索したが見つからず、グロリア号を担当する上野和仁警部補とムート号を担当する安達伸哉巡査長に出動要請がかかった。

 2頭は男性の靴の匂いを嗅ぎ、午後11時半ごろから捜索を開始。その後、捜索からわずか13分後に男性宅から約400メートル離れた寺の参道でうつぶせになって倒れているのをムート号が発見した。男性は脳出血を起こしており救急搬送されたが、一命を取り留めた。現場は人通りも少なく、夜間で気温も低かったことから、低体温症で亡くなる危険性もあったという。

 表彰式は17日にあり、逗子署の加治屋正人署長から表彰状とおやつのジャーキーが贈呈された。ムート号にとって、行方不明者発見は初めてで、安達巡査長は「ムート号はさまざまなことに敏感に反応する性格。それが良い結果になった。刑事事件でも活躍できるように訓練を重ねたい」と話した。

 県警によると、鑑識課には現在15頭の警察犬が所属しており、2022年の1年間で警察犬の出動件数は508件、うち383件が行方不明者の捜索だった。【牧野大輔】

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